『ユーリ!!! on ICE』を見てロシアに行きたくなった人に、本気でロシア旅行をすすめたい

 

久保ミツロウ先生のファンなのがきっかけで見始めた『ユーリ!!!on ICE』、めちゃめちゃおもしろくて、毎週楽しく見ています。

yurionice.com

 

 

先週のロシア回がとくに楽しみでした。なぜなら、今年の春にたまたまロシア(モスクワとサンクトペテルブルク)を訪れて、ロシアが大好きになってしまったから!!!

 

わたしが行ったときは、『地球の歩き方』がちょうど出ていないタイミングで、ロシアのガイドブックで手に入るものが『るるぶ』一冊だったし、個人の旅ブログも他のヨーロッパに比べて少なくて、正直「寒い、ボルシチピロシキ、寒い……以上!」みたいなぼんやりしたイメージしかなかったんですけど、

 

でも行ってみたら、ロシアとても楽しかったーー!!!

一気に大好きな国になってしまいました。また行きたい。だって、街並みがきれいだし、ごはんおいしいし、思ってたよりずっと人が優しいし、お買い物も楽しいんですよーーー!!

現地のロシア人の方も、「日本の人にもっとロシアを知ってもらいたい!!ロシアに旅行に来てもらいたい!!」と言っていたので、今日は、ちょっと本気ででロシア旅行をおすすめしてみたいと思います。おすすめしたい理由を6つの項目に分けてみたけど、予想外に長くなってしまいました…。

 

 

 

 

1、街も建築も、とにかく美しい

サンクトペテルブルクもモスクワも基本的に街並がとても美しいです。

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『ユーリ』のロシア回に出てきたのは、赤の広場の「聖ワシーリー寺院」

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不思議な外観だけでもインパクト大なのだけど、中に入るとさらに美しい。

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わたしが行ったときは、ちょうど現地男性4人がボランティア?で歌うゴスペルが響き渡っていました。

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ロシアの建築物って、外観は美しいけど中に入って残念…ということがなかった気がします。天井が高くて、内装もすみずみまで手の行き届いた美しい建物ばかり。

 

 

 

ヴィクトルの故郷、サンクトペテルブルクだと「エルミタージュ美術館」が有名ですね。

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めちゃめちゃ広くて、歩いても歩いても、美しい部屋が続きます。

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「エカチェリーナ宮殿」も夢みたいにゴージャスな場所でした。

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観光地の建物ももちろんきれいなのだけど、普通の街並みも落ち着いていてよかったです。個人的にはモスクワよりサンクトペテルブルクの街並みが好きでした。

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『ユーリ』のエンディングのユリオの写真は、サンクトペテルブルクの「ロシア美術館」のライオン像ですね。わたしは時間がなくて見られなかったんですが、もし放送後なら絶対行きたかった」!ライオンの前でユリオごっこしたかった!

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artscape.jp

 

 

 

 

 

 

2、素敵なホテルに安く泊まれる

ここしばらくロシアルーブル安が続いているので、他のヨーロッパに行くことを考えると、かなりお安く素敵なホテルに泊まることができるというのが、実は一番のおすすめポイントかもしれません。『ユーリ』の第8話でヴィクトルや勇利が泊まっていたのは、こちらの「アエロスターホテル」がモデルですね。

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aerostar-hotel-moscow.moscow-hotels.org

 

 

私が泊まったのは少し古めホテルだったのですが、美術館のような内装で、ときめきはもう最高潮…という感じ。

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なんか、朝ごはん食べてると、いきなりハープの生演奏が始まるんすよ…

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 ロシアの建物は、天井が高くてシャンデリアがぶらさがっていて、家具もクラシカルで重厚なつくりのものばかりなので、貴族になった気分が味わえて最高でした。そんなにお金払ってないのに…!他の国でこの雰囲気をこの金額で味わうのは絶対無理だと思います!!!ホテルの中はしっかり暖房が効いていてぽかぽかです。

 

 

サンクトペテルブルクのホテルでも、モスクワ行きの夜行列車を待つ間、ホテルのカフェバーでお酒を飲んでたら、ピアノの生演奏が始まって、贅沢気分すぎました。

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3、乗り物がすてき 

 モスクワの地下鉄は、歩いてるだけでテンションがあがる美しさ。とくにソ連時代にできた駅はどれも贅を尽くした作りになっていて、まるで美術館を歩いているみたいです。

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モスクワとサンクトペテルブルク間の夜行列車も、クラシカルで、すてきでした。

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4、ごはんがおいしい!「フクースナ!」

第6話でヴィクトルが言っていた「フクースナ!」はロシア語で「おいしい!」という意味。

わたしは特別グルメではないので、あれなのだけど、ロシア滞在中、わりと何食べても「フクースナ!」って言ってた気がします。

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 まずは、ボルシチ。どのレストランにもあるので、いくつか食べ比べたのだけど、お店によって味がけっこう違います。これはポットパイのボルシチ。バターたっぷりのサクサクのパイをくずして、スープと一緒に食べる。おいしい。どの店でも、ボルシチにはサワークリームが別添えでついてきました。

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あと美味しかったのは、ホテルの朝食で食べた「ブリヌイ」というクレープみたいな料理。日本のクレープよりモチモチ感が強いです。ロシアは日本よりジャムの種類が充実しているので、焼きたてのブリヌイをいろんなジャムで食べ幸せでした。 ブリヌイは、サーモンとイクラとチーズを包んでごはんにもなる。こっちもおいしい。

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ちなみに ホテルの朝食、いくら食べ放題ーーー!!ひゃっほーーーー!!

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ファミレスみたいなお店でもごはん食べたました。ナスとトマトのチーズ焼き、ボルシチ、ジャガイモのパンケーキ?みたいなメニュー。これにビールも何杯か頼んで、たしか3000円くらいだったと思います。

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そして、なによりおすすめしたいのが、ファーストフード!!!!!!

特にジャガイモのファーストフード「クローシュカ・カルトーシュカ」というお店が超おすすめ。

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ふかしたジャガイモにバターとチーズをたっぷりのせて食べるファーストフード。

20種類くらいからトッピング3種類選ぶのですが、そのシステムが全然わかってなくて、店員のお兄さんが英語で一生懸命説明してくれました。お兄さん超優しい。でも、全然言ってることが分からなくて、最終的に「おまかせで!」って言って注文しました。

 

 

 

で、出てきたのがこれ!

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これが、めちゃめちゃおいしい!!!!

お兄さんが選んでくれたトッピングは、サワークリームとハムサラダとラタトゥイユ。熱々なので、サワークリームがちょっと溶けて、とにかくフクースナ!

日本とジャガイモの種類ちがうのかな。手のひらサイズの大きさで、ほっくほっくで甘くて、感動しました。飲み物セットでコーラをつけても、500円でおつりがくるし、おなかいっぱいになるし、すばらしい。

 

ヨーロッパのファーストフードって、安かろう、マズかろう、店員の態度も悪かろう…というイメージだったのだけれど、ここの店員さんはとても優しくて、一気にロシア好きになってしまいました。客層も、老若男女、おひとり様からファミリーまでいて、雰囲気が日本とちょっと似てて、落ち着いてごはんできたよ。

 

思い出してみればロシアのごはんは、たいてい店員さんがいい人で優しくて、いっぱい英語で話しかけてくれた。全然おそロシアじゃなかった!

 

ほかにも「テレモーク」というブリヌイのファーストフードも人気みたいです。ロシアはお財布にも優しい国だ!

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5、お酒もおいしい!

ビールが水みたいに安いので、毎食飲んでました。夜行列車でも。これは「バルチカ」という名前のロシアビール。♯0~9までナンバーによって、ノンアルコールからストロングまでアルコール度数が違うのだけど、#3はたしかスタンダードな5%のやつです。

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ワインもおいしい!ロシア料理といえばグルジアワインが有名です。

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ロシアは、お酒に合う食べ物だらけでお酒好きには天国。酸味のある黒いパンにバターをたっぷり塗ってイクラをのせたら、すぐにワインが空になってびっくりした。

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ボルシチに使うビーツのサラダ。ビーツはちょっと甘いので、添えてあるチーズのしょっぱさと合う。お酒ともめっちゃあう。

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あとロシアのお酒と言えば、ウォッカ。アルコール度数が高いので凍ることはないのだけれど、冷凍庫にいれておいて、トロトロにして飲むのがおいしい飲み方らしいです。

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6、買い物が楽しい!

現地のロシア人の方とお話ししたときに「ロシア人はね、買い物が大好きなんです。だからすぐショッピングモールを建てるし、平日昼間でもたくさん人がぶらぶらしてるでしょ?ロシア人って、貯金できないんですよー」ということを言っていました。意外だったけれど、たしかにロシアのお買い物、基本テーマパーク感があって楽しい!

 

  

モスクワのグム百貨店。赤の広場にあります。f:id:chocomintholic5:20161128012152j:plain

 

 

このイラストでお散歩している勇利とヴィクトルの背景がグム百貨店。夜はライトアップされます。なんていうか、夢の国です。『チャーリーとチョコレート工場』とか好きなら、絶対好きだと思います。

 

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三月に行ったからか、日本の桜をイメージした展示がありました。

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このデパートのパン屋さんのピロシキがとってもおいしいよーって聞いたんだけど、食べそびれたからロシアまた行きたい。なんのピロシキ…。

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グム百貨店は、とにかく食料品コーナーがすごい。

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歩いてるだけでわくわくする。楽しかったです。

 

 

 

 

 

サンクトペテルブルクの超巨大デパート「ガレリア」もおもしろかったです。 

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なんでもある。ユニクロも日本食レストランもある。スターバックスも入ってるから、ヴィクトルと勇利がもってる「マトリョーシカタンブラー」も買えるよ!ただし、モスクワ店のものと微妙にデザインが違うらしいです。

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www.myzakuro.com

 

 

 

あとは、やたらと女性のルームウェアの店がいっぱいあった気がします。

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かわいくないですか?

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かわいいですね。

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ちょうどセールの時期だったので買い込みました!!

 

 

おもちゃ屋さんもあるので、ロシア語でしゃべるこいつも買えました。

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ロシアの楽しい思い出に浸っていたら、予想外に長くなってしまいました。最後まで読んでいただいてスパスィーバ!ロシアに行きたくなったという人が増えたらいいな!ロシア旅行ほんとにおすすめですよ!

 

 

 

以下、一応わたしが行く前に気になってたことをまとめておきます。

  • モスクワ、サンクトペテルブルク市内なら、それなりに英語が通じます。他の非英語圏のヨーロッパと変わらないと思います。
  • 看板や観光地の案内板、公共交通機関、スーパーマーケットの商品の表記などは、基本的に英語表記はほとんどないです。キリル文字が読めないと、本当に文字情報が入って来ない世界です。ホテルや「English menu」って看板が出てるレストランは、英語表記があります。わたしは同行者がある程度ロシア語ができたので全然勉強しないまま行ったら、文字情報が入って来なさすぎて、パラレルワールドに迷い込んだ感がすごかったです。アルファベットに似てるのに、読み方は全然違うから、毎日なんだか変な感じなんですよ。あまりに文字情報に飢えてしまい、ホテルでは日本から持参した本ばかり読んでいました。公共交通機関で移動することを考えると多少キリル文字を勉強していった方がよいかと思います。
  • カード使うのは心配な面もありますが、カードが使える店が多いです。街中の銀行にレートの看板が出ていて、日本円とルーブルが両替できます。ATMでもルーブルがひきだせます。大きなお店やホテルならドルやユーロも使えるようでした。観光地の有料トイレやおみやげの屋台は、ロシアルーブルの現金が必要でした。
  • 治安も、観光地として人気のヨーロッパの他の国と変わらない印象でした。現地の方とお話して気をつけてと言われたのは、スリくらいでした。
  • スターリン廟」だけ「No photo!!」って言われましたが、それ以外は写真撮ってOKでしたし、特別におそロシアなことなかったです。
  • わたしが行ったのは三月でしたが、日本の一月、二月の格好で大丈夫でした。お天気によりますが。晴れればコートが暑い日もあったし、みぞれの日は寒さで顔が痛かったです。でも現地にユニクロファストファッションのショップもあってすぐに防寒具を買い足せるので、そんなにビビらなくても大丈夫かと思います。
  • ビザが必要なので、計画があるなら早めにとりましょう。早めの方がビザも安いです。

 

まだまだ書きたいことはあるので、また書くかもですー。ダスビダーニャ!!

 

次のショーの幕が上がるその時まで、おやすみなさい―中島健人ソロコン『#Honey♡Butterfly』に行きました

8/5に中島健人くんのソロコンサート『#HoneyButterfly』に行ってきました。前半ラストの回だったのですが、私個人としては初日。いやー、超よかった!ずっと楽しくてときめいて、健人くんが蝶々っていう設定はよいなーってあらためて感動して、2時間ずっと感情が忙しかった。アイドルの中島健人くんはやっぱり自分にとって特別に好きな人だ。

 

とにかく書きたいことがたくさんあるし、何とかして言葉に残そうと思うんだけど、健人くんを見て好きだなーって思うのは、脳みその一番奥の部分という気がするから、いつも言葉にするのが難しい。セトリに沿って一曲一曲丁寧にレポするのにずっと憧れていたので、今回ついにやってやるぜ!と思って腕まくりしてパソコンを開いて気づいたのだけど、最初の数曲がちゃんと思い出せない。OPで健人くん本人がメインステージのせり上がりからドドン!って出てきた姿を見て「うわ健人くんまぶしいかわいいすききれいかっこいいすき…」って思って、そこから数曲分の記憶があんまりない。セトリ順は無理です。だから、まずはぼんやり全体について思ったことを書いていこうと思うよー。ということで、基本的に細かいセトリのネタバレは無しです。オープニングの映像の話はするよー。ぶわーっと最後まで書いたけど、結局ぐちゃぐちゃだ。もうさすがに眠いから、ここまでで明日以降に推敲します。前置きが長くなってしまったー。

 

 

 モルフォ蝶とハ二ー

『#Honey♡Butterfly』のコンセプトは、健人くんが蝶々になって、ファンであるハニーという蜜を吸いにゆく…というもの。蝶々って言ってもただの蝶々じゃなくて世界一美しいとされる「モルフォ蝶」。

matome.naver.jp

現在のメンバーカラーがモルフォ蝶と同じ青色っていうのもあるんだろうけど、世界一美しい蝶を自ら名乗るのが中島健人くんらしくて、その時点でニコニコしてしまう。今回のソロコンは、メンバーごとにグッズをプロデュースして出しているのだけど、健人くんのグッズは「モルフォ.K」。

発表されたときにファンの間でも激震が走った「モルフォ.K」というネーミング。実は、蝶々のイヤーカフです。私も買った!つけると、ほんとに青色と金色の蝶々が耳にとまっているみたいで、かわいい。なんとか普段使いできるかもってラインのグッズ、すばらしいです。

このグッズにも貫かれている「健人くんが蝶々になってハニーたちの蜜を吸いにいく」ってコンセプト。ステージを観るまでは可愛らしいコンセプトだなあくらいに思ってだのだけど、実際に観て『胡蝶の夢』だなって思って、そうだとすると、めちゃくちゃアイドル中島健人だ…ってものすごっく感動したので、以下それについて書いてみる。

 

 

 『胡蝶の夢』のはなし

胡蝶の夢』は、私はたぶん高校の倫理?の時間かなんかに習った記憶がある荘子の文章。胡蝶っていうのは蝶々のこと。

胡蝶の夢 - Wikipedia

 

中国、戦国時代、思想家である荘周が胡蝶になった夢をみた。
自分が夢の中で蝶になったのか、それとも夢の中で蝶が自分になったのか、自分と蝶との見定めがつかなくなった*1

 

 

荘周さんという人がある日、うたた寝をしていたら、夢の中で蝶々になっていた。自分が人間であることも忘れるくらい夢中でひらひら舞うことを楽しんでいたのに、ふと目が覚めるとやっぱり人間のままだった。けれど、本当に人間の荘周が現実なのだろうか。人間の荘周こそ、蝶々の荘周が見た夢かもしれない。人間の荘周が現実で、蝶々の荘周が夢だなんて誰が決められるだろうか。

 

というようなお話。この『胡蝶の夢』は学校で習って覚えてるっていうよりは、本当によくアニメとか映画のモチーフになっているので後から何かで読んで知った気もする。こちらのブログがめちゃめちゃ詳しいです。

『マトリックス』と胡蝶の夢。 | 人生朝露 - 楽天ブログ

 

『#Honey♡Butterfly』の話をする前に、『胡蝶の夢』が下敷きになっているとされる有名なセリフをいくつか引用してみる。

 

疑似体験も夢も、存在する情報は全て現実であり...そして幻なんだ。どっちにせよ、一人の人間が一生のうちに触れる情報なんて、わずかなモンさ。『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

起きてるのかまだ夢をみてるのかはっきりしない感覚って味わったことないか?(You ever have that feeling where you are not sure if you're awake or still dreaming?)『マトリックス』 

今は世界が逆転したみたいだ。あっちが現実でここが夢に思える(Everything is backwards now, like out there is the true world, and in here is the dream.)『アバター

例えば、『アバター』では主人公が車いすで生きる現実の人生と、アバターとして自由に飛び回る仮想現実の世界、自分のとってどっちがホンモノ?みたいな話の中で、このセリフがでてくる。

 

 

 

 

中島健人と『胡蝶の夢

小学生のころ、『遊戯王』を読んで海馬というキャラクターに憧れてロングコートを裾を翻しながら登校してたというエピソードが大好きなのだけど、健人くんは昔からお話の中のキャラクターになりきる遊びをよくするっぽい。そして、素の自分も、キャラクターになりきっている自分も、同じように大切にしている感じがする。健人くんにとって「アイドル」も同じようなものなのかなと思う。

 

"嘘は罪でもあり、時に奇跡を起こす"。アイドルもそういうものかもって。俺なんて一年中エイプリルフールかも(笑)。しかし俺の場合、むしろ素の俺が嘘で、みんなに見せてる姿が本当の自分かもなー。それくらい、"アイドルでいよう!"とする自分に、生粋さを感じてる

*2

 このインタビューで健人くんは、「アイドル」やっている自分を「嘘」だって言っているんだけど、同時に「素の俺が嘘で、みんなに見せてる姿が本当の自分かも」って言っている。しかも、ファンへのリップサービスじゃなくて、本気でこう思っているのかなと感じさせてくれることが多い。もしかするとご両親の考え方も大きいのかもしれない。以前、ラジオでこんなことを言っていた。

両親はちょっとロマンチストなのかな…?テレビ観てても「あーーLOVEじゃないね」とか言う。「トキメキが足りない」とか。で、「おまえさぁ、実体験がすべて顔に出るとかって言うけど、想像の域でも出る部分は出るんだよ。想像力を大切にしろ!」って怒られるんですよ、常に。

*3 

 

こういう考え方の人だから、もともと『胡蝶の夢』との親和性はとても高い。

 

健人くんと言えば、デビュー直後のファーストコンサートで少年隊の『星屑のスパンコール』を歌う前に

「ファンのみなさんは、僕たちにとって恋人です」

と言ったエピソードが有名だ。

「実は僕、ラブホリックなんですよ(笑)ラブストーリーが大好きで、もう夢中ですね。現実の僕の恋人はファンの皆さんですから、特定の子との恋はラブストーリーを通して疑似体験しているのかもしれない」  *4

この発言がひとり歩きしてしまって、「ラブホリ先輩」とか「ラブホリ王子」って呼ばれてバラエティ番組で「甘い言葉」を求められることも多い。デビュー当時のこういうふるまいは、本当に多くの人を幸せにしてきたのだと思うけど、健人くん自身は大人になるにつれて、この発言に苦しめられることもあったのではないかと思う。今年の何かのインタビューで、

ジャニーズに入った中学生のころ、アイドルとしてトップになるためには寄り道なんてしていられないと思って、プライベートで女の子とかかわるのをやめた

 という話をしていた。*5中島健人くんは私が知っている限り、ゴシップ記事が出たことがない。週刊誌の追いかけられても、テレビ収録でお茶碗にごはんつぶが残っていたぞ!みたいな記事ばかりだ。普通にモテるだろうし、デートだってなんだってしたいだろうに、健人くんは、アイドルという職業に対してストイックにいろんなことを我慢をして、自分の理想の「アイドル像」を守ってくれているのかなと思う。そういうところが本当にすごいと思うし、一方で心苦しいというか、アイドルの人生に健人くんを縛りつけているようで切ない気持ちになることもある。健人くんのゴシップ記事がでることよりも、それによって「ファンのみなさんは、僕たちにとって恋人です」が嘘になって、ファンが傷ついたり、ファンが傷つくことに、健人くんが傷つくのが嫌だなって思っていた。でも、もしも健人くんが『胡蝶の夢』のように、ステージ上の自分もプライベートの自分も等しく大切なものだと思っているならば、「ファンのみなさんは、僕たちにとって恋人です」という言葉は一生嘘にならない気がする。それって、ものすごい発明なのではないか、世界中の人をハッピーにする魔法なのではないか、って思ってコンサート中ずっと感動していた。

 

 

 

 

 『胡蝶の夢』と『#Honey♡Butterfly』

うまく伝えられている自信がないのだけど、最後に、実際にコンサートのどういうところに『胡蝶の夢』を感じたかを書いてみる。ここから少しだけネタバレ。

開演直後に私が記憶をなくしたのは、OPの映像がめちゃめちゃ良かったからだった。曲は新曲の『Hey Summer Honey』で、映像の内容はこんな感じ。

 

TDCホールの客席、アリーナ中央あたりにTシャツとGパンの普段着っぽい健人くんが一人で座って手鏡を見ている。カメラに気づいて、立ち上がって、こっちにおいでって誘導してくれる健人くん。客席の後ろを通って舞台裏に案内される。楽屋では今回バックについてくれるJrのみんながステージ衣装で健人くんを待ち構えていて、モルフォ蝶をイメージしたひらひらブルーのジャケットを着せてくれる。ステージ衣装をまとった健人くんが映像の中で一曲目のスタンバイをする


もう、本当によい。映像の中でスタンバイした健人くんが、そのままバアーーーンって実際のステージに出てくる。Jrのみんなとのやりとりが楽しそうなこと、ワンカメショー的な演出、新曲がかっこいいのがよい。さらに個人的には、ステージ裏からはじまること、ステージの下と上をひと続きに見せてくれたこと、小道具として鏡を持ってたことに、『胡蝶の夢』を感じてぶわって鳥肌がたった。

 

「鏡」って映画とかでよく、パラレルワールドや異世界に行くための入り口みたいな役割を持つ。鏡を見ているうちにモルフォ蝶になって気づいたらステージの上って、よく出来すぎてないですか???ひとりの男の子としてステージの下からアイドルに憧れていた普通の男の子だった中島健人くんが、*6鏡を見ているうちに、気づいたらステージの上に立って蝶々のアイドル中島健人くんになってたという感じがこのOP映像に表れていて本当に最高すぎる。 

他にも、中盤で健人くんがうたた寝をしているうちに、気づいたら衣装を着替えていて、それまでの曲と別のストーリーの中を生きる感じの演出があるのも『胡蝶の夢』っぽくて好き。

終盤で「Butterfly」にちなんだ歌をやるとき、健人くんがセットごと蝶々になった後(伝われ!)、そのセットから抜け出して死ぬほどかっこよく歌い踊る演出がある。この時の衣装が右肩に小さく蝶々の刺繍がしてあるのがとてもよい。蝶々が男の子の姿になったり、蝶々に戻ったりする感じで漫画みたいに素敵。言葉が足りない。

 

 
みんなで素敵な奇跡を起こしましょう!

健人くんが今回のコンサートのラストで言ってた言葉。ちょっとどうかと思うけど、健人君は本気で本気でファン全員と直接会って元気をあげたいって思っている節がある。そんなの実際には無理だ。けれど、どうにかこうにかコンサートを通じて健人くんは本当に会うのと同じか、それ以上のことを起こそうとしているのかなと思う。

アイドルはやっぱりフィクションだから、私は健人くんのことを本当は何も知らない。毎日顔を見るし、誕生日も血液型も肩幅も苦手な食べ物も知っているけど、それ以外は知らない。アイドルがフィクションな存在であることに傷つく日もあるのだけれど、フィクションだからこそ救われる日もある。わたしは救われることが圧倒的に多い。

そういう感覚を、アイドルとかステージ上でキラキラ輝く人たちのことをまるで身近な恋人や家族や友人のように大切に思って、頑張っている姿に救われてしまう気持ちを中島健人くんは、本当に本当に分かっていて、ファンの人に何とかその気持ちに応えたいたいと思っているんじゃないかと思う。

その健人くんなりのこたえが『#Honey♡Butterfly』には詰まっている。と思う。

ご両親の教育や健人くん自身のもともとの資質もあるんだろう。けれど、「ラブホリ」という言葉が広まって『JMK』やったり甘い言葉を求められたりして健人くんが歩んできた道で見つけたこたえなのかな、と思うとすごいって泣きそうになる。普通「ファンのみなさんは、僕たちにとって恋人です」のこたえなんて、見つからないよ。

 

以前、2015年の新春ジャニワについて、こんな記事を書いた。

chocomintholic5.hatenablog.com

この記事で健人くんについて「フィクションを重ねた先にこそ健人くんリアルがある気がする」ということを言っているのだけど、この2015年のジャニワのラストで健人くんは

「次のショーの幕が上がるその時まで、おやすみなさい」 

というセリフを毎回言う。ここがすごく好きだったのだけど、『胡蝶の夢』を補助線にすると、このセリフも『#Honey♡Butterfly』とつながっている気がしてくる。

 

中島健人くんのことを考えると、自分の人生をかけてアイドルを貫こうとする姿勢が、とても愛しくて、とてもとても尊くて、そしてちょっと切ない気持ちになる。『#Honey♡Butterfly』ほんとうに素敵なコンサートだった。私は明日(もう今日だね)で最後だ。

 

 

*1:http://kotowaza-allguide.com/ko/kotyounoyume.html

*2:『テレビジョン』2015年4月

おしごとけんと (@oshigoto_kento) | Twitter さんから引用させていただきました。

*3:2015年7月『よんぱち』

恋する健人 (@koisurukento) | Twitter

さんから引用させていただきました

*4:『QLAP』2011年12月

*5:何で話していたか思い出せないので、わかる方教えてほしい

*6:中島健人くんは、ジャニーズが大好き。めちゃめちゃ強火の山田涼介担。

恋を勉強中の君へ―『時をかける少女』第2話のはなし

時をかける少女』第2話をやっと見た。

あいかわらず、未羽、吾朗、翔平の青春きらきらっぷりがまぶしい。恋愛を参考書で勉強する未来人かわいい。第2話は未羽たちの担任、数学の矢野先生がメインの回で、先生役が加藤シゲアキさんなのが、とてもよかった。

 

未羽は進路面談中に、矢野先生にこんなことを尋ねる。

「あの、生徒に恋したことありますか?」

「何だよ急に、ないよ、あったら問題だろ」

「だけど、生徒に恋されたことはありますよね?」

「なんで?」

「先生はその子のことどう思ってたんですか?」

「ないよ、恋されたことなんて」

「前の学校で、ほんとにありませんか?」

「勘違いしそうになったことはある、かも」

「勘違いじゃないです」

「結局わからなかったし、もうわからないんだ。余計な事言いふらすなよ」

 

タイムリープによって、かつて矢野先生のことが好きだった女の子の存在を知ったからだ。

今回タイムリープするきっかけになったのは、クラスメイトの西岡君。未羽たちは、西岡君が二年前に心臓の移植手術をうけたこと、それ以来なぜか高いところが好きになってしまったこと、そしてなぜか毎日決まって20時20分になると胸がドキドキすることを打ち明けられる。おそらく、心臓を提供してくれたドナーの影響なのだろうと。

 

過去の世界で出会った西岡君のドナーこそ、矢野先生のことを好きだった女の子だった。ギリギリまで図書館で勉強をし、矢野先生が20時20分の電車の乗る姿を見届けてから帰る。それが彼女の習慣だった。先生と生徒という関係性だから、声もかけず、見ているしかなかった女の子。秘めた恋心を一度も打ち明けられず我慢したまま、二年前に自転車事故で亡くなってしまった女の子。

 

想いを伝えないまま死ぬなんて悲劇だ。超悲劇。あの子の恋心がないものにされてる、確かにあったのに。

 

別にモノを撮らなくてもいいんじゃない。時間を撮れば。未羽がどんな一瞬を残したかったのか見てみたいけどな。写真っていいよね、一瞬をずっと先まで残せるんだもん。

 

彼女の想いを何とかして矢野先生に伝えたいと思った未羽は、翔平の助言をきっかけに「恋している瞬間」を写真に撮ることにする。彼女が駅で矢野先生を見つめる横顔。

そして、矢野先生の下駄箱にその写真を入れておく。

 

 

「過去を変えたいんじゃないの!ただ知りたいだけ!」とタイムリープしまくり、秘められたままだった恋心を知って勝手にカタチにして矢野先生に見せてしまう未羽は、ある意味でとても残酷だ。あの女の子は本当にそうしてほしかっただろうか。それによって誰かが救われたのだろうか。

残酷だけど、真っ直ぐで無邪気な強さがまぶしくもある。人の、大切な気持ちを知ることを恐れていない。 何かを余分に知るということは、何かを選ぶことにつながるし、それは、つまり何かを選べないということだ。一人の女の子の想いを知ってしまえば、きっと生きててもらいたくなる。でも、その子の命を救って運命を変えてしまったら、心臓移植を受けた西岡君の命が助からない。

知ることを恐れず無邪気にタイムリープしていた未羽は、自転車事故に遭う彼女を助けられない痛みを味わうことで、初めて知ることの重みを実感する。

 

死んでしまうと分かっている人に何もできない無力さ。

未羽がカタチにしたことで矢野先生は救われただろうか。女の子は救われただろうか。 

 

 

でも、未羽の行動に意味がなかったわけじゃない、と思う。

未羽がタイムリープして女の子のことを知っていく過程は、過去の出来事なのに、まるで新しい物語を紡いでいるみたいだった。無数にある過去の瞬間を、切り取って、未羽の視点でつなげる。

祈りとか願いって、普通未来に対してのものだ。でも「思いを伝えないまま死ぬという悲劇」をなんとかして回避したいという、未羽の祈りにも似た気持ちは、もしかすると過去にも通じるのかもしれない。未羽の「こうあってほしい」という視点を通すと、過去の世界がとても美しく愛しいものに思えたからだ。

 

 

 

想いを伝えられる矢野先生役の加藤シゲアキさんは、ご存知の通り小説家でもある。私は『ピンクとグレー』を一年半前に読んだ。友人にすすめられて『傘を持たない蟻たちは』も購入したけれど、まだ読んでいない。(すみません早急に読む)

『ピンクとグレー』はとても好きな作品だった。すでに死んでしまった蓮吾の物語を、河田が紡いで小説や映画というカタチにする話だと思っている。物語を紡いでも、喪った人は戻ってこないし、誰も救えないかもしれない。でもそれでも紡ぎ続ける。無力感に打ちひしがれながら、それでも過去と未来に向けて祈るような作品だと思った。(本当に勝手なことを言っていると思うすみません。でもそんな印象がずっと残っている)

 

 

 

だから、第2話を見て矢野先生を加藤さんが演じることに運命めいたものまで感じてしまった。知ることの痛みを、物語を紡ぐことの痛みを知っている人。過去と未来への祈りと、その無力さと、それでも祈り続ける意味を、知っている人。矢野先生は、彼女の想いを知って救われたのだろうか。

 

 

 

 

 次回(といってももうもうすぐですね)は、文化祭回で「ロミオとジュリエット」やるみたいです。恋をしてはいけない二人の物語。なんですが、なぜか翔平がジュリエット役???矢野先生がパラパラ踊る????毎回、三角関係とは別に深町親子の食事シーンにもときめいてしまうのですが、翔平のお母さんの過去もそろそろ明かされそうですし、最終回の展開にもがっちり絡んできそうですし、楽しみです。

 

第1話のざっくりとした感想。

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 エンディングテーマもとても素敵です。

恋を知らない君へ

恋を知らない君へ

 

 

恋を知らない君へ―『時をかける少女』第1話のはなし

やっと、わたしたちの夏がはじまりましたね。いや、ドラマ『時かける少女』がはじまりました。

www.ntv.co.jp

『ごめんね青春!』の委員長役で超かわいい!と思っていた黒島結菜ちゃんが主演。何度も映画化、ドラマ化してきたこの作品ですが、今回のドラマは原作ともこれまでの作品と大きく違う部分があるとのこと。それは、深町翔平(細田版では千昭ポジション)が未来人であるという前提が視聴者に明かされていることです。第一話目は、深町たちが未来からタイムリープしてくるシーンから始まりました。最初から現代を生きるヒロインの視点と未来人の視点が平行して描かれるんですね。

実は私、この構成をとても心配していました。だって大林版も細田版も、ずっと身近にいると思っていた人が実は…って分かる瞬間がクライマックスじゃないですか!!このクライマックス無しの『時かけ』がどうなるのか…。

でも先週、実際に見てみて、未来人の視点で始まる『時かけ』良いじゃん!って素直に思って続きが楽しみです。考えてみれば、アニメ版を何度もテレビで放映済みの今、みんながうっすら分かっていることをラストまで引っ張っても、逆にお茶の間総ツッコミ状態だったかもしれないなと思います。 

 

  • 「恋を知らない君」はだれか 

今回のドラマ、何が良いってNEWSさんの歌うエンディングテーマ『恋を知らない君へ』がとてもよいです。NEWSの加藤シゲアキさんは担任の先生役で登場しています。(ところで加藤さん数学の先生なのなんでですか?個人的には社会がよかった。理系でも物理がいいなー。勝手なイメージです。) 

嗚呼 いかないでと願うだけで

もう一度と願うだけで こんなにも痛いのなら

友達のままでよかったのに

 

翔平はいつかきっと未来に戻ってしまう。残される未羽の切なさをまるごと歌っているような曲です。

嗚呼 あなただけは消えないで 戻れるならあの夏へ

 

今回の『時かけ』、現代人の芳山未羽と未来人の深町翔平の視点を並行して描くことで、二人の対比が鮮やかになっていると思うんですが、実はこの二人、どちらも「恋を知らない」んですよね。

 

「恋」に恋している未羽。「恋」という感情がない未来からきた翔平。

 

この歌詞の「あなただけは消えないで」という言葉がずっと気になっています。普通に読んでいくと、「消えてしまうあなた」も未来に帰る翔平なんだけど、「未来で待ってる」翔平視点で「消えてしまう」のは未羽。「未来」というのがどのくらい先なのかは分かりませんが、タイムリープする薬が開発されているくらいずっとずっと先だから、未羽の生きていた痕跡さえ消えてしまっているかもしれない。

翔平が未来に帰ってしまうとき、翔平が現代で過ごした証拠は、未羽の胸の中にしか残らない一方で、未羽という個人が確かに生きていたという証拠も、翔平の胸の内にしかないのです。

 

  • 知らないから切ない、知っているから切ない

相手が未来に帰ってしまうことを知らないまま、翔平に恋する未羽。

未来に帰らなくてはならないことを知っていて、未羽に恋する翔平。

「知らない」のと「知っている」のは、どっちが切ないんでしょうか。

 

未羽は「別れ」を知らず、翔平は「別れ」を知っている。そして、翔平は「夏」を知らず、未羽は「夏」を知っているんです。

第一話は未来人のシーンから始まると書きましたが、タイムリープしてきた深町翔平ことケン・ソゴルが手にしていたのは、『夏を知らない君へ』というタイトルの写真集。ケン・ソゴルたちが生きる未来は季節がなくて「夏」もないらしい。彼はその写真にうつる「夏」を一つ一つ確かめるために現代に来たのかもしれません。

第一話を見ていて、夏服の眩しさと日に焼けた腕だとか、夏祭りの喧噪と帰り道の静けさだとか、水道の蛇口の鉄の味だとか、学校の屋上の特別感だとか、一つ一つのシーンが「青春」って感じでキラキラしていました。

人が何かに「青春」って名付けるとき、その何かは失われていることが多い気がします。あんなキラキラした「青春」一度も味わったことなんてないのに、どこか懐かしいというか。 ケン・ソゴルが一つ一つ夏を見つけていくように、見ている私たちも一つ一つ「青春」を見つけていくような気分でわくわくできる第一話でした。

 

夏のない世界から来たケン・ソゴルが「夏」に憧れるように、わたしも「青春」や「恋」に憧れながらドラマを楽しみます。自分の青春はこんなにキラキラしてなかったですっていう私のような大人こそ楽しめるドラマなのかもしれません。

ということで今夜も楽しみ!!!

  

 

 

ここからは余談ですが、ヒロインの黒島結菜さんは現在、大学で写真を勉強しているとバラエティ番組でお話ししていたのだけど、もしかするとドラマの役どころを少しキャストに寄せてたりするのかな。ヒロインの未羽は腰を痛めてボート部を辞め、写真をはじめたところ。

だとすると、翔平も菊池風磨くんに少し寄せているんでしょうか。現代に夏を見つけにきた翔平を演じる菊池くんは、もともと夏という季節が好きだと公言していて夏を愛おしむ『 My Lovin' Season』というソロ曲を作詞作曲してしまうほど。

 波の音も 焼けた砂も アルバムに残らない君の声も

何もかもが愛しいから 最後の一秒まで笑ってたいな

思い出にはまだしない My Lovin' Season

このあと、ラップ部分で、こんな箇所もあります。

夏の終わりを知らないわけじゃない 思い出を紡いでも戻れやしない

空に上げて 合図 また花びら舞い 空見上げて 曖昧に語り出すふいに

また来年集いたいなんて 毎年ながらも切なく響く    

ただ今はこのまま暫く 儚く舞う花びらのごとく

潮の香り 星空 つなく手と手ほどいて

地平線 その先 新たな季節へ それぞれ

 

この『My Lovin' Season』はちょうど一年前の2015年7月、SexyZone『Cha-Cha-Chaチャンピオン』のカップリング曲として収録された曲。まるで深町翔平役が決まっていたかのような歌詞なんですよね。菊池くんのソロ曲は最初の『Rouge』(2012年頃)からどの曲も「さよならの時を知っているからこそ、今この時とここにいるあなたが愛しい」というテーマでつながっているように思います。

 

「夏」っていうのは、「終わり」があるからこそ、儚くて美しくて切ない思い出になる。たぶん「青春」も「恋」も。そんな歌をつくっちゃう菊池くんの「恋を知った未来人」の演技もたのしみにしています!!

 

  

深町翔平役の菊池風磨くんのコンサートレポートも良かったら!

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時をかける少女 (角川文庫)

時をかける少女 (角川文庫)

 

 

大切なものを失うこと/守ること―演劇女子部『続・11人いる!東の地平・西の永遠』を観てきました

二年ほどまえに『リリウム』の話を聞いてからずっと観たかった演劇女子部。今回大好きな萩尾望都先生の『続・11人いる!』の舞台化ということで、ハロオタの妹にお願いしてチケットをとってもらい、一緒に観てきました。

こちらが公式ページ。 http://www.zoku11.com/

 

宇宙規模のお話をどう舞台化するのか、両性雌雄体のフロルがどう演じられるのか、原作ファンとしては不安も大きかったのですが、予想以上に良い舞台だったので、いま泡沫サタデーナイトのPVをかけながら感想書いてます。石田さんPVでは可愛い女の子なのに何度見てもときめくし、工藤さんが映るたびに「…かわいい」って声にでちゃうし、小田さんと譜久村さんが並んでると、あのシーンを思い出して泣ける。

以下、普段はSexyZoneを応援しているジャニオタが書いたものなので、見方がおかしかったり間違っていたりするかもしれません。温かい目で読んでいただければと思います。私が観たのはEAST公演なので、EASTの感想です。

 

もともと原作の『続・11人いる!』は、バセスカがメインの物語なのですが、今回の舞台ではバセスカとフォース、タダとフロルの関係性がクローズアップされていたと思います。原作はこちら。

11人いる! (小学館文庫)

11人いる! (小学館文庫)

 

 

  • バセスカとフォース

EAST公演で個人的に一番の見どころだったのは、譜久村バセスカと小田フォースの歌の掛け合いのシーン。もう、ここで、めちゃめちゃ泣いた。びっくりするくらい泣いた。

かつて宇宙大学入学試験で苦楽を共にした親友の二人。バセスカが若き王として治める東の国「アリトスカ・レ」と、フォースの故郷である西の国「アリトスカ・ラ」はもともと兄弟国。…だったのですが、伝統ばかり重んじて貧乏になってゆく東の国の行く末を心配したバパ大臣と、アリトスカを狙う隣国ドゥーズの陰謀で、二国の関係は引き裂かれていきます。同時にバセスカとフォースの友情もまた引き裂かれる。

西の国の和平使節団を殺害した濡れ衣を着せられ追われるバセスカ。

家族を人質にとられ、国の名誉を背負わされ、バセスカへの報復を言い渡されるフォース。

「振り向くな」とバセスカに銃を構えながら、「国のため家族のためお前を撃たねばならぬ」という小田フォースの歌には、最初から強い覚悟が滲んでいたように感じられました。選べないものを天秤にかけられ、どんどん追い詰められていったフォース。小田さんの圧倒的な歌唱力が、フォースのそんな覚悟と絶望に説得力を持たせていました。

小田フォースの歌が力強くてエモーショナルだった一方で、「絶対に生きて国に帰らねばならぬ」という譜久村バセスカの歌はどちらかというと感情を抑えた印象。でもだからこそ個人の感情ではなく、マヤ王としての責任と誇りとを背負っている人の誠実な苦悩と静かな覚悟が伝わってきました。後から妹に譜久村さんが今のリーダーなのだと聞いてとても納得。小田さんと譜久村さんの、悲劇の背負い方の対比がとても良かったです。

 

国・家族と親友、どちらも捨てられなかったフォースは、「お互いの国のために戦争を終わらせてくれ」と言い残し、バセスカの目の前で自ら命を絶ってしまいます。親友の命という大切なものを失ったからこそ、バセスカの国を守る決意は一層固くなる。二人がカーテンコールで一緒に登場して、固い握手を交わしたとき、私の涙腺は再び崩壊しました。フォースの魂は、バセスカと一緒にアリトスカを守っていくんだね…泣

自分にとって大切なものを守るためには、何かを選び、何かを失わなくてはならない。でもその喪失こそが、別の大切なものを守るための強さを与えてくれる。原作にも描かれているこのテーマが、二人の歌と演技によって際立っていたように思いました。

 

 

  • タダとフロル

石田タダと工藤フロルも大好きでした。工藤フロルがとにかく可愛い。時に少年の声に、時に少女の声に聞こえる工藤さんの声は、本当に伸びやかで魅力的。原作で大好きだったフロルが、血の通った身体を与えられて目の前で動いているのに感動しました!工藤フロル、まっすぐで気が強くて無邪気で可憐なフロルでした。

この工藤フロルの可愛らしさを引き出しているのは石田タダなのかも、とも思いました。思慮深くて優しいお花の香りがしそうな美少年。石田タダ、線が細くて背も工藤フロルの方が少し高いし、愛してるって全然はっきり言えないんだけど。でもこういう人の横にいたら、まっすぐに幸せに生きられるのかもと思わせる何かが石田タダにはありました。

 

フォースの想いを受け取り、タダ、フロルとともにアリトスカ・レに帰ったバセスカは、バパ大臣の策略により、兄のトマノに王位を譲るための署名を求められます。当然、署名を拒むバセスカ。そこで、もし署名をしなければフロルの指を一本ずつ落としていくと脅される。

ここまでは原作通りなんですが、今回の舞台ではタダがフロルの身代わりを申し出て

「フロルが傷つく必要なんてない!代わりに僕の指を落とせ!」*1

と言うんです。ここで私、石田タダに恋しましたよね。一気に胸が苦しくなった。

これが、タダにとってフロルを愛することなんだと思ってしまって。両性雌雄体のフロルにとって、タダのために女性になることは、大切なもののために別の大切なものを失うことなんですよね。女になる運命に生まれた末っ子フロルは、男になることに憧れて「女になるくらいなら死んだっていい」という覚悟で宇宙大学の試験を受けに来た。でも、そのフロルがタダと出会って女として生きることを選ぶ。つまり男になるという未来を失う。フロルのその喪失の痛みを分かち合うこと。できるならフロルに降り注ぐ痛みを出来るだけ肩代わりすること。原作にはないセリフなのに、タダの愛の深さを感じて泣きそうになりました。

テレパスの才能をもつタダにとって、手指というのは相手の感情を読むための大切な武器。そんな大切なものを、フロルのために失ってもよいとタダがとっさに判断できるのは、すでにフロルが自分のために大切なものを失う覚悟をしているのを感覚的にわかっているからなのかもしれません。腕力で助けられなくても、愛してるって言葉にできなくても、そういう大事なことをちゃんと分かっているタダは本当にかっこよかった。

 

大切なものを守るには、何かを失う覚悟を持たなくてはならない。でも、そんな喪失の痛みを分かち合うことで、きっとそれまでより強くなって、もっと大切なものを愛すことができる。守ることができる。タダ・フロルパートもバセスカ・フォースパートとテーマがつながっていると感じられました。

 

この演劇女子部、カーテンコールで演者が一人だけ代表で挨拶をすることになっているようなのですが、私が入った回は工藤さんの挨拶。ちょっと照れながら「茶髪ロングのかわいい子で検索してもわたし出てこないんです。いつもは黒髪ショートのかわいい子なんです」っていう工藤さん、最後までフロルすぎた。しかも石田さんが「ほんとかわいいよねぇ」ってナチュラルに言って、また工藤さんが照れて。うーん、やっぱり書いてて気づいたけど、私自覚してるより石田タダに恋してるのかもしれません。好きです。

 

勝手なことをいろいろ書きましたが、演劇女子部とてもよかった!ハロや娘のことを全然知らない私でも楽しめました。WEST公演も観たくなったし、次の舞台もぜひ観たいと思いました。ひとつだけ、次回もし戦闘シーンがあるなら、殺陣をもっと美しく見せる工夫をしてくれることに期待。殺陣は舞台の花形だと思ってるので。今回の場合、火消しのレッドを演じる生田さんの殺陣だけ他の子よりもずっと良くて、レッドの次元の違う強さに説得力が出るという効果がありましたが。

 

石田タダと工藤フロルの恋愛にいっぱいときめいて、譜久村バセスカと小田フォースの友情にいっぱい泣きました。ほんと楽しかった!ありがとーーー!!

 

 

 

 

女性アイドル関連の過去記事も良かったら。

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*1:書いてるうちに本当にこんなセリフ言ってたのか怪しくなってきた…。私の脳内で設定がプラスされてそうで怖い。他のセリフも含め、号泣しながら観た人間の記憶力の限界を感じながらお読みいただければ。すみません。

火薬の匂いとピストル型のペンライト ―KAT-TUN「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR "10Ks!"」にいってきました

音楽番組などでKAT-TUNを見る度に、いつか自分がSexyZone以外に好きになるグループがあるとすれば、それはKAT-TUNなんじゃないか、とずっと思っていた。非日常的な世界観の楽曲と、その楽曲に負けないくらい圧倒的に美しい人たちが好きだから。でも、ずっとこわいイメージがあって近づきがたかった。会員制クラブのゴージャスなソファルームで、毎晩女をはべらせてワイングラスをかたむけてそうなイメージ。映画『ピンクとグレー』で菅田くんに裕翔くんが連れられてくとこみたいな。

 

今回のドーム公演も、急に仕事が入った同行者の代わりに行かないかと友人から誘われたとき、一瞬ためらった。演出がすごいと聞くKAT-TUNのステージ、めっちゃ見たい。でも、長年ファンを続けてきた方たちにとって特別な意味合いをもつ空間に私が行ってもいいものか。東京ドームのコンサートも、SexyZone以外のジャニーズコンサートも行ったことがない。映像もほとんど見たことがない。経験値が低すぎるのでは…。粗相して体育館裏に呼び出されたらどうしよう。迷った末に、やっぱり観たい!となって、5/1の公演にお邪魔させていただくことになった。

  ということで、KAT-TUN「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR "10Ks!"」に行ってきたよ!とりあえず、すっごい楽しかったです!感動して書きたいことが山ほどあるのに、記憶がぶっ飛んでいたり、言葉が足らなかったりしてもどかしいけど、とにかく書きたいから感想書きます。粗相があったらすいません。

 

 

 

 

当日。初めてのドーム、初めてのKAT-TUNに若干緊張しながら、友人に指定された三角のモニュメントに向かった。すでに集まったファンの様子に圧倒される。パステルカラー少ない!黒い服率高い!あとネイルの色がボルドーとか黒とかゴールドで何かギラギラしてる!SexyZoneと違う!やばい、パステルピンクのお星様ネイルとかしてる場合じゃない!!

何より驚いたのは、グッズのTシャツをかわいく着こなしている人の多さ。Tシャツのデザインもハイフンさんたちの雰囲気と合ってておしゃれ。以前Twitterか何かで、「自分の女(ファン)にダサいグッズは持たせられねぇじゃん」みたいな亀梨くんの発言を読んで、何それかっこいい!って思った記憶があるのだけど、本当にそうなんだなって感心した。

 

会場に入って「ドームって本当に大きいな…」「ペンライト、スイッチが引き金がになってて、ほんとにピストルだ…」ってドキドキしているうちに身体にずんずん音が響いてきて公演スタート。

 

 初めて生で見るKAT-TUNは、なんていうか、ひたすら「圧」がすごかった。

この「圧」のことを「オーラ」というのかな。登場した瞬間に圧倒されて、気付いたらペンラあげて「ギャー!」って叫んでた。

 

 

  •   気持ちよくする天才亀梨くん

テレビで見て知っていたはずなのに、生の亀梨和也は本当にエロ美しくて、気づいたら亀梨くんをずっと見つめてた。セクシーじゃなくて、エロい。亀梨くんが触れると空気がエロくなるのか、花道歩いてるだけで、タオル肩にかけるだけで、首をちょっとかしげるだけでエロい。

亀梨くんが大画面に映るたびに、「フゥーッ!!」とか「ヒョーイ!」みたいな声が自然と漏れ出た。私から漏れなくても、後ろから横から前から同じような声が聞こえてて、美しいお兄さんがエロい仕草することに歓声をあげられるこの空間最高だなって思った。亀梨くんがサングラス外したり、舌打ちする大きなキメポイントも、「あ、これテレビで見たやつ」って思った次の瞬間には、周りの人の声に引っ張られて私も「ギャー!」って言ってた。もはや気持ちよく叫ばせてくれてありがとう!っていう気持ち。

 

ジャニーズに全然興味がなかった学生時代、いとこに突然「いいから、とりあえず黙って見て」ってKAT-TUNの『Real Face』のPV渡されて、二歳下の妹とふたりでKAT-TUNに釘付けになったことを思い出した。

私「も、もう一回見る…?」

妹「…うん、もう1回だけ見よっか(生唾ゴクリ)」

みたいなのを100回くらい繰り返した。腰をぐりんぐりん回すお兄さんたちと、やたら股間がアップになる画面を凝視する娘たちに、

父が「おまえたち、これはセックスのメタファーなんだぞ。分かってんのか?」

って言ったのも思い出した。父、10代の娘にセックスって言うのどうなんかな!?「メタファー」って言葉の使い方も間違ってるよ!「暗」喩じゃないし!あれはそのまんまセックスだよ!ジャニオタになった今なら「セックスのメタファーじゃなくて、セックスシンボルだからっ」って返せたのに!!!!!!

まぁチャラくて悪そうなお兄さんとその股間に熱中している娘たちに、何とかして冷水ぶっかけたかったんだろうな父。

一気に見すぎて過剰摂取したせいか、私と妹がKAT-TUNにそれ以上ハマることはなかった。でも生亀梨和也を見て、KAT-TUNに夢中になったあの一週間の、ねっとりとした熱狂を思い出した。

 

ドームの亀梨くん、歩いてるだけでエロかっこ美しいんだけど、やっぱり「MOON」で女性ものの着物を巻いたマイクスタンドと戯れる亀梨くんがすごい。「堕」とか「淫」とか、そういう漢字もぜんぶ亀梨くんのためにある気がした。なんていうか亀梨くんの方の性欲の発露ではなくて、私(たち)の性欲を引っ張り出してきて、大切に丁寧に優しく扱ってくれているのを見せつけられてる感じ。

MC中に、グッズの目覚まし時計の音声を録音するというコーナーがあったんだけど、「ラストだから亀梨くんらしくやりきってよー」っていうスタッフさんのリクエストに応えて、

「ほら、起きろよ、起きろって。…起きないといつものやっちゃうぞ。…ちゅっちゅっ…ちゅ…ちゅ…やっと起きた」

って本気出してた亀梨くん。五万五千人の前でエロい起こし方を実演する亀梨くん。録音中、付けてたテング衣装のマントをずっと頭からかぶってて、

「さすがに、これやる顔は恥ずかしくて見せられなかったわ」

みたいなことをはにかみながら言う亀梨くん。もうその恥じらいまで含めて、亀梨和也のエロかっこいい様式美みたいなのを感じて、とても興奮した。

私は父とは違うので、あえてマッサージって言いますけど、亀梨くんに限らずKAT-TUN三人とも凄腕のマッサージ師さんみたいだった。マッサージの時、ちょうどいいタイミングと力加減でツボおされると、「ふわぁーそこです!」みたいな声がでるじゃないか。KAT-TUNは三人ともこっちが欲しいタイミングで、欲しいかっこよさをキメてくれるから、「フゥー!!!!」って自然と盛り上がっちゃうんだなって思った。KAT-TUNの手のひらで上手に気持ちよく転がされて、フゥー!って声出すの、すっごく楽しかった!

 

 

  • ずるい。一緒におさけ飲みたい上田くん

上田くんは、本物のバイクに乗って登場したり、客席に手榴弾を投げつけてきたり、私の中のKAT-TUNのイメージそのままだったけど、だからこそMCのときの言葉の選び方がとてつもなく繊細なことが意外で印象的だった。きっとこちらに投げかける言葉をすごくすごく丁寧に選ぶ人なんだろうなって思った。

目覚まし時計録音コーナーで、あえて大声で怖い感じの音声を吹き込んで、あとから「子どもたち、勘違いしないでね?怖くないからね?不器用なだけだから!」って言ってて、思わずこの人かわいい…ってギャップにきゅんとした。

 小市民の私はKAT-TUNって完全な異世界の住人だとばかり思ってたけど、MCが始まったら三人ともびっくりするくらい普通のお兄さんみたいなことばかり言うし、しょうもない感じでボケるし、そのボケが誰にも拾われなくてかわいそうだったりするし、でも最後の最後は誰かがフォローしてあげるしで、パフォーマンスとのギャップにきゅんきゅんしっぱなしだった。ファンのことを綾小路きみまろみたいにいじって三人でにこにこしてるのもかわいすぎた。このギャップはずるい。正直、今ジャニーズで一番KAT-TUNと一緒におさけ飲みたい。こんなにかわいい人たちなら、もっとバラエティ番組見とけばよかった。 

 

 

 

 

  • 最終兵器なかまる先輩

そしてギャップといえば!なかまる先輩!毎週お茶の間にむかって「まじっすか!」って言ってるヘタレキャラのイメージしかなかったのに、『STAR RIDER』でこなれた感じでレーザー操りまくるし、途中めがねが似合いすぎてるし、あれ中丸くんってこんなにかっこよかったのか…って動揺した。もう次からTwitterとかで○○ポジネタのツイート見ても笑えなくてドキドキしてしまうかもしれん。今日もほんの出来心で「中丸雄一 メガネ スーツ」「中丸雄一 浴衣」で検索かけてしまった。意外にドンピシャな画像が出てこないので、どなたか検索の仕方アドバイスください。賢くて冷酷な感じのなかまる先輩が見たい。でもそんなん見たら、やっぱりチン○○ネタツイート笑えなくなってしまいそう。それは困る。

コンサート中、見つめていた時間は多分亀梨くんが一番長くて、二番目が上田くんだと思うんだけど、映像として頭の中に一番濃く残ってるのは、『春夏秋冬』のピストルかまえた中丸くんの表情なんだよな。強くてきれいで、忘れられない。私にとって初めての東京ドーム、初めてのKAT-TUNの思い出は、イコール中丸くんのあの表情になる気がする。

 

 

 

  •  背負うこと

KAT-TUNの東京ドームに行く前に、知り合いのブースをのぞこうと「文学フリマ」というイベントに寄ったところ、アイドル本を出されている方がいたので購入した。こちら。

m-3310.hatenablog.com

ドームからの帰り道、一人になって電車の中でなんとなくこの本を開いたら、亀梨くんを好きな方のインタビューが載っていた。少しだけ引用させていただく。

 

―じゃあ、KAT-TUNの"かっこよさ"はどこにあると思う?

やっぱり曲じゃない?曲の系統がかっこいいから、パフォーマンスもかっこよくなる。本人たちも「かっこいいのがKAT-TUNだ」って思ってるだろうし。 

 

―今、カメのどこが一番好き?

出た、その質問。全部。

 

―即答だ。

 待って、ちょっと考える。…アイドルでいようとするところ。「俺はアイドルでしか生きていけないから、アイドルとして生きていくんだ」って覚悟を決めて、腹くくってそうなところ。

(中略)

 

―それを一番感じるのはどんな仕事のとき? 

舞台かな。あとは映画とか、大きめの仕事をやっているとき。”背負ってる感”が目に見えるじゃん。

 

 

「背負っている」という言葉で、最後に三人がひとりずつ挨拶したときの、一言一言を思い出した。

 

上田くんが、「一緒にたたかってください」って言葉を選んでいたのが、個人的に一番ぐっときた。これからも、「一緒に」「たたかう」んだ。

中丸くんはグループとしての活動がなくなることで、ファンのコミュニティが薄くなってしまうことをずっと気にしていた。「信じて待っててね」って言うよりも、「個々の活動をジャニーズWebでちゃんとチェックしてね」っていうことが、中丸くんの信じる誠実な態度なんだって伝わってきた。

亀梨くんは、何度も「KAT-TUN亀梨和也として」って言っていて、掲げた未来を叶えられなくて申し訳ないって言っていて、6人分のKAT-TUNを背負っていて、インタビューに答えてる方の好きな亀梨くんそのものだったなと思った。

 

わたしもよくアイドルに対して「背負ってるところが好き」と言ってしまう。これまで「背負う」って、「アイドルという特殊な職業を全うすることに付きまとう様々な困難を、運命だと受け入れること」みたいにぼんやり思っていた。

でもKAT-TUNのコンサートに行って、認識が変わった。「背負う」って、アイドルとしての自分の人生を受け入れるだけじゃなくて、過去も、未来も、ファンの気持ちまでも受け止めることなのかも。

 

さっきも書いたけど、ピストルを持ったときの、中丸くんの表情が忘れられない。「船で過去の楽曲をめぐる旅」に出発する前、たぶん「春夏秋冬」のラスト。海賊の衣装を着て、持っていたピストルを中丸くんが掲げたとき、ひやりと背筋が寒くなった。銃口をこめかみにあてがったように見えたから。

昨年放送された『ナカイの窓ゴールデン伝説のアイドルスペシャル』で、中居くんが話していたチェッカーズの解散ライブの話が思い浮かんだ。フミヤさんがステージ上で、メンバーを一人一人銃で撃って殺していく演出*1を見て、中居くんは「(グループとして)こういう終わり方もあるんだ」と思ったという話。

ジャニーズのグループの終わりをわたしはリアルタイムで見届けたことがない。海賊船の高みから客席を見下ろす三人は夢みたいに美しくて、このまま自分たちでピストルでおしまいにするのかもしれないと思った。

でも、そんな風に思った次の瞬間、中丸くんはピストルを視線の先の遠くめがけてかまえた。銃声が響いて、暗転。

よかった、やっぱりKAT-TUNはまだ終わらないんだって思った。四人でいることに慣れていたから、三人だとステージでの立ち位置が少しずれてしまう中丸くん。KAT-TUNで居続けることは、今までの嬉しいことも、想像をこえるような悲しいことも全部刻み込まれた身体を、ファンの前にさらし続けることだ。悲しみを引きずらないために、グループを終わりにするという選択肢だってあったはずだ。でも、彼らはそれを選ばなかった。全部全部背負った上で、過去の楽曲と向き合って、一緒に未来を作っていくんだって信じさせてくれるパフォーマンスを見せてくれた。

  

 

  • ピストルの形のペンライト

すげえなKAT-TUNってドームからの帰り道、何度も何度も思った。どうやったら、あんなふうに強くなれるのかな。アイドルでもないし、東京ドームを埋められるような人間でもない私も、ただ生きているだけでいろんなものを失う。若さも、思い出も、可能性も、大切な人も、毎日どんどん失っていく。大切な人をひとり失うだけでも、どうしようもなくつらいのに、いつかまた繰り返されるのかもしれないと思うと、前に進む足がすくむ。でも、あのドームからの帰り道、馬鹿みたいなんだけど、ピストル型のペンライトがかばんに入っていて、なんだかちょっと強くなった気がした。

だって、ジャニーズ以外のライブも含めて、客席を見るなんて経験は初めてだった。コンサート中、何度も何度も客席を見つめてしまった。近くの認識できる顔はどれもめちゃめちゃ楽しそうで泣いてるけど笑ってて、遠くの客席は赤い光が大きく同じように動いていて、三人にはステージの上からこれが全部見えてるんだと思ったら、その事実に泣けた。KAT-TUNはめっちゃ強くてかっこよくて、でもKAT-TUNを強くしたのは、多分あの一人一人の表情とか、赤い光の波なんだよなと思う。うまく言えないけど、ピストル型のペンライトを見ると、あの日の赤い光のすごい熱気は夢じゃなかったんだって思えて、私もできるかぎり強くありたいと思う。

 

 

亀梨くんが客席に向かって「今日のことを心に刻め」と叫んでいたんだけど、私はこれから東京ドームに行くたびに、火薬のにおいでむせたことと、家の引き出しにしまってあるピストル型のペンライトのことを思い出すんだろうなあ。というか、もう明後日、友人に誘われてSHINeeの東京ドーム公演行くんですけどね。ピストル持っていこうかな。

 

KAT-TUNのコンサート、また、絶対いきたい。待っています。そういえば、SexyZoneの松島聡くんも東京ドームに行ったようで、ジャニーズウェブの「薔薇色の日々」というブログでコンサートの感想を書いています。めちゃめちゃ良い感想なので、もし今この記事を読んでご存知ない方いたらぜひそちらもチェックしてみてください!おすすめです!はあー、書いてたらなんだかほんとにKAT-TUNのコンサートまた行きたくなってしまった。

 

 

 

 

ジャニーズのコンサートの感想です。よかったらどうぞ↓

 

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*1:実際には解散ライブだからではなく、もとからそういう演出の曲で、他のライブでもやっていたらしいけど。

ジャニオタになったこの1年のできごと

たしか去年の今頃だったかなって過去記事をたどったら、このブログを始めたのは2015年の2月8日だった。あらためて読み直すと、その時々自分が感じてたことが蘇ってとても楽しい!来年の私のために今年も書くぞ!って気持ち。記念日を覚えたり祝ったりするの不得意なんだけど(大好きなセクゾンですらデビュー日とか誕生日全然言えないダメさ加減)、一周年記念にちょっとふりかえってみます。一年間続いたのは自分でもびっくりだ。

 

2013/2014年のカウコンをテレビで見たときが始まりだから、ジャニーズを好きになって正確には二年経つのだけど、Twitterとブログをはじめてからのこの一年の方がすごく楽しくて濃かったから、約一年のふりかえり。

2014年の8月は仕事を抱えすぎてものっすごくしんどくて人生ワースト3くらいのピンチで、休みがあってもやりたいことが思い浮かばないっていう「ワーカーホリックなアラサー女性の大変残念なケース」の見本みたいに生きていたのだけど、そんなときに松島聡くんとマリウス葉くんがメインで出演していた「ガムシャラSexy夏祭り」を観に行って、すっごい楽しくて元気になって帰ってきたんだった。それでもっとSexyZoneのこと知りたくてSexyZoneについて話したくてTwitterアカウント作ったんだったな。

自分のことながら人生のピンチを「ガムシャラSexy夏祭り」に救われるって面白すぎない?だってガムシャラでSexyな夏祭りだよ?まだまだずっと生きたいけど、最近友人ともし急に死んだら出棺のときにどんな曲を流してほしいかって話をしてて、友人はSPEEDの『Go!Go!ヘブン』をかけてほしいって言ってたんだけど、私はその時マリウスの『Paraiso』がいいなって思った。それで葬式の進行の人が「故人は、生前、仕事でくじけそうなときに『ガムシャラSexy夏祭り』に救われたと話しており…」とか言って、参列者の顔が????ってなるみたいな。人生のおしまいは、そういうやつを、ひとつおねがいしたい。

 

ここからこの一年間の話。2015年の1月にはじめてジャニーズの舞台を観て、そんでブログをはじめたんだっだなー。もっとずっと昔な気がする。なんか、初記事のタイトルのはてなブログ感がすごくない?笑

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 本当に本当にジャニワが好きで、誰に見せる予定もないまま去年の今ごろは大量の感想文を書きまくってたな。Jrの子が中島健人くんに主演映画の1200字の感想文を渡したっていうのが話題になってたけど、私もJrに転生して、健人くんに12000字の感想文渡して、紙の厚さに怪訝な顔されたかったよ。喜ばれるんじゃなくて怪訝な顔されたい。

 

自分は、感じた劇場の空気とか、心が動かされたことを言葉に置き換える時間がすごく好きなのだと最近やっと分かってきた。ジャニーズを好きになる前から、演劇とか歌舞伎とか宝塚とかで劇場にはよく行ってたんだけど、これまで好きだったものは私が言葉にしなくてもすでに書籍やネットで他の人の感想や評論が読めて、「そうそう!」って満足して終わってた。だけどSexyZone関連は、自分好みの感想をうまく探し出せなくて、自分で言葉にするしかないって思ったんだよなたしか。「YOU、Don't think,Feelだよ!」って怒られそうだし、劇場で「はあ、なんて素晴らしいの!」って思ったことをそのまま言葉にできるなんて思わないけれど、それでもこれが私の楽しみ方なんだなって分かってからは、ジャニーズ関係なく感想文書くの加速した気がする。

で、一年間ジャニワに恋焦がれ続けて、1月のジャニワの感想を12月にアップするという酔狂なことをしたり。

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2015年は「♪一年は12ヶ月~その先に何があるか 幸せ夢希望 探そう新しい未来~」って心の中でいつもA.B.C-Zさんが歌ってくれてたから、タイトルは「いまさら」ってしたけど自分の中では全然いまさら感はなかった。今年のジャニワを観る前に、去年の感想を読み直すのが楽しかったので、今年分も今年中には書こう。今までひとつの劇団を追って演目の変化を楽しむことはあったけど、毎年やる演目がある程度確定していることで、こういう楽しみ方もできるんだなって新鮮に思った。

ジャニワって、よくジャニーズ舞台の集大成みたいに言われるから、ジャニワに感動してから、ジャニーズ舞台は観れるだけ観ようって、この一年間はりきってたくさんチケットとって観に行って超わくわくしたなぁ。中高生の頃に好きな映画監督とか作家とかが影響を受けたものをディグっていって、さらにお宝を発見したときみたいな。そうか、こうつながるのか!こう違ってくるのか!ここに居てくれたのか!っていちいち叫びたくなる感じ。

『EndlessSHOCK』『少年たち』『DREAM BOYS』『ABC座』を観に行った。どの公演も演者がきらきらしてて素晴らしかったなあ。

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観た舞台全部感想をノートにまとめているのだけど、ドリボの感想の続き含め、無精で記事にできていない。ノートに一通りまとめると満足するんだけど、他の人も読むことを前提に書いた言葉の方がシャンとしているので、記事としてアップすることにも意味があるなって思う。

ジャニーズの内部舞台と外部舞台の違いについても考えたくなって、優馬くんの『ドリアン・グレイ』と、小瀧くんの『モールス』を観た。二人とも座長として圧倒的に輝いていて、どっちも好きな舞台だったなー。

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だんだんジャニーズ全体についても考え始めて、これを書いたのもすっごい楽しかった。

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この記事は単なる宣伝だけど、せっかく長文書いたので、そのうち本文をアップできればいいな!ジャニーズのコンテンツの継承の話。書いているうちに、私の中では、中居くんと光一くんというのがジャニーズの二本柱的な存在なのだと気づかされた。もちろん異論は認めまくる。

 

 

 

去年、久しぶりの友人に会うとかなりの確率で「なんでジャニーズについて書いてんの?」と聞かれた。「お前が書いてるようなのって、『私の好きな○○くんについて勝手なこと言わないでください!っていうか新規消えろ!』って炎上しそうじゃん?こわくないの?」って何度も言われた。私としては、人に知らせずに始めたTwitterのオタクアカウントやブログがリアルな友人知人に読まれてることの方が、ずっとこわいと思ってるよ!笑

 

で、何で書いてるのか…やっぱり、自分の感動を言葉に換えてく時間が好きって言うのがまずは大きいと思う。あと、最近読んだ漫画に出てきて書き留めたセリフ。

空腹を忘れる芸術をあなたが感じたことがないのならそのことの方が不幸だ *1

 仕事とか恋愛とか友達とか、30年近く生きていると気づかないうちに、こんな風に生きるべきってしばられてるものがたくさんある。そういう自分でも意識してないような価値観を相対化してくれるのが、私にとって劇場に通うことかもって思う。劇場に通ってると、自分が何か成し遂げた気になっていい気になってたこととか、めっちゃ落ち込んでたこととか、どうでもよいなってなる。元気になるし、自分の傲慢さにも気づける。劇場で過ごしたそういう時間を絶対忘れたくなくて、書いているのかな。

それでさ、その劇場で演じてるのが、人間国宝だろうと、アイドルだろうと私にとっては関係ないとこの一年であらためて思った。すごいって思えるなら、肩書きは関係ない。だし、それがたとえ他の人にとって価値が分からないものでも馬鹿にしたり貶めたりする権利は誰にもない。

大げさだと思われるかもしれないけど、ジャニーズのコンサートも、私にとっては劇場に通うのと等価なんだよー。

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結局風磨くんのソロコンの感想しか書いてないんだけど、 昨夏は中島健人くんのソロコンも私にとってものすごく感動した空間だったので、健人くんのソロコンについてもちゃんと言葉にしたいとずっと思ってる。好きが強いほど、他人に向けた言葉に変換するのにエネルギーと時間を要する気がするよ…。

 

もうひとつ、ジャニーズについて書いている理由として、ジャニーズを好きになる前から「アイドルを応援することはアイドルを苦しめる構造に加担することだ」っていう考えがずっとあるのも大きいかもしれない。去年一番読んでいただいたり、感想をいただいたりしたのがこの記事だから、同じ思いの人は少なくないのかなと思ったのだけど、どうだろう。

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 今思ったけど、阿久津君がTwitterでキスマイの北山くん担であるとおっしゃってたので、ブログタイトル直した方がよいかな…。

そもそもアイドルに限らず、「好き」とか「幸せになってほしい」って思うことって、相手を苦しめることでもあると思っている。そういうことをアイドルを通して考えたいのかな。そうは言っても大切な人に幸せになってほしいって思ってしまうから、免罪符がほしくて書いているような気もする。もうずっと「好き」と「ごめんなさい」っていう矛盾した気持ちでアイドルを応援しているし、なんなら家族とか友人にも同じ矛盾を感じながら接してる。

歳をとるたびに、確かなことなんて何一つないってことだけが分かってくる。もっと歳を重ねると、また違う感覚になるのかな。超良い子で健やかだった野球少年が病気で急に死んじゃったりするし、あの人はかわいそうだって言われ続けてる人が他人には手の届かない幸せを知ってたりするし。うまく言えないけど、私が分かってることなんて本当に少ない。SMAPの騒動を待つまでもなく、ジャニーズやアイドルを応援することが「正しい」かどうかなんて、多分一生わかんないのかもしれないって思う。だから悲しいことや良くないと思うことはきちんと受け止めつつ、こうするべきって思考停止しないで、その時その時で考えて選択していくしかないんだろうな。できるだけ誠実でありたいと思うけれど、誠実さなんて自己満足でしかないとも思うから、むずかしい。

 

アイドルにはまることって、よく「沼」って表現されるんだけれども、でも不思議と私はSexyZoneを好きになってからの方が呼吸がしやすくて、生きるのが超楽しい。人見知りだから対面で会えたのは二人しかいないけど、インターネットを通じてこの人好きだなって思える人にたくさん出会えた。今までなんとなくバラバラに好きだったジャニーズ以外のものも、SexyZoneを真ん中にしてどんどんつながってく気がして、フットワークも軽くなった。

お金がざくざく出てくから将来の不安を感じることもあるし、寝不足で会社行って怒られて反省することもあるけど、私の人生を生きているって感じがする。

 Sexy鬱期と五周年シングル「カラフルEyes」について書いたこの記事はダダダって短時間で書いたわりに、なんだかんだ一番のお気に入りだなー。

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去年の記事読み直して、ブログに書き残すことがこんなにおもしろいのだとわかったので、次の一年はもっともっと書きたいな。この一年でまともな記事が11本。月1本以下のペースだったから、二週間に1本は書きたいです。と宣言しておこう。好きって気持ちをもっと真面目にたくさん言語化したいです。

 

*1:朔ユキ蔵『神様の横顔』より。この漫画は今度あらためて紹介しますけど、すっごい好きです。