ジャニオタになったこの1年のできごと

たしか去年の今頃だったかなって過去記事をたどったら、このブログを始めたのは2015年の2月8日だった。あらためて読み直すと、その時々自分が感じてたことが蘇ってとても楽しい!来年の私のために今年も書くぞ!って気持ち。記念日を覚えたり祝ったりするの不得意なんだけど(大好きなセクゾンですらデビュー日とか誕生日全然言えないダメさ加減)、一周年記念にちょっとふりかえってみます。一年間続いたのは自分でもびっくりだ。

 

2013/2014年のカウコンをテレビで見たときが始まりだから、ジャニーズを好きになって正確には二年経つのだけど、Twitterとブログをはじめてからのこの一年の方がすごく楽しくて濃かったから、約一年のふりかえり。

2014年の8月は仕事を抱えすぎてものっすごくしんどくて人生ワースト3くらいのピンチで、休みがあってもやりたいことが思い浮かばないっていう「ワーカーホリックなアラサー女性の大変残念なケース」の見本みたいに生きていたのだけど、そんなときに松島聡くんとマリウス葉くんがメインで出演していた「ガムシャラSexy夏祭り」を観に行って、すっごい楽しくて元気になって帰ってきたんだった。それでもっとSexyZoneのこと知りたくてSexyZoneについて話したくてTwitterアカウント作ったんだったな。

自分のことながら人生のピンチを「ガムシャラSexy夏祭り」に救われるって面白すぎない?だってガムシャラでSexyな夏祭りだよ?まだまだずっと生きたいけど、最近友人ともし急に死んだら出棺のときにどんな曲を流してほしいかって話をしてて、友人はSPEEDの『Go!Go!ヘブン』をかけてほしいって言ってたんだけど、私はその時マリウスの『Paraiso』がいいなって思った。それで葬式の進行の人が「故人は、生前、仕事でくじけそうなときに『ガムシャラSexy夏祭り』に救われたと話しており…」とか言って、参列者の顔が????ってなるみたいな。人生のおしまいは、そういうやつを、ひとつおねがいしたい。

 

ここからこの一年間の話。2015年の1月にはじめてジャニーズの舞台を観て、そんでブログをはじめたんだっだなー。もっとずっと昔な気がする。なんか、初記事のタイトルのはてなブログ感がすごくない?笑

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 本当に本当にジャニワが好きで、誰に見せる予定もないまま去年の今ごろは大量の感想文を書きまくってたな。Jrの子が中島健人くんに主演映画の1200字の感想文を渡したっていうのが話題になってたけど、私もJrに転生して、健人くんに12000字の感想文渡して、紙の厚さに怪訝な顔されたかったよ。喜ばれるんじゃなくて怪訝な顔されたい。

 

自分は、感じた劇場の空気とか、心が動かされたことを言葉に置き換える時間がすごく好きなのだと最近やっと分かってきた。ジャニーズを好きになる前から、演劇とか歌舞伎とか宝塚とかで劇場にはよく行ってたんだけど、これまで好きだったものは私が言葉にしなくてもすでに書籍やネットで他の人の感想や評論が読めて、「そうそう!」って満足して終わってた。だけどSexyZone関連は、自分好みの感想をうまく探し出せなくて、自分で言葉にするしかないって思ったんだよなたしか。「YOU、Don't think,Feelだよ!」って怒られそうだし、劇場で「はあ、なんて素晴らしいの!」って思ったことをそのまま言葉にできるなんて思わないけれど、それでもこれが私の楽しみ方なんだなって分かってからは、ジャニーズ関係なく感想文書くの加速した気がする。

で、一年間ジャニワに恋焦がれ続けて、1月のジャニワの感想を12月にアップするという酔狂なことをしたり。

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2015年は「♪一年は12ヶ月~その先に何があるか 幸せ夢希望 探そう新しい未来~」って心の中でいつもA.B.C-Zさんが歌ってくれてたから、タイトルは「いまさら」ってしたけど自分の中では全然いまさら感はなかった。今年のジャニワを観る前に、去年の感想を読み直すのが楽しかったので、今年分も今年中には書こう。今までひとつの劇団を追って演目の変化を楽しむことはあったけど、毎年やる演目がある程度確定していることで、こういう楽しみ方もできるんだなって新鮮に思った。

ジャニワって、よくジャニーズ舞台の集大成みたいに言われるから、ジャニワに感動してから、ジャニーズ舞台は観れるだけ観ようって、この一年間はりきってたくさんチケットとって観に行って超わくわくしたなぁ。中高生の頃に好きな映画監督とか作家とかが影響を受けたものをディグっていって、さらにお宝を発見したときみたいな。そうか、こうつながるのか!こう違ってくるのか!ここに居てくれたのか!っていちいち叫びたくなる感じ。

『EndlessSHOCK』『少年たち』『DREAM BOYS』『ABC座』を観に行った。どの公演も演者がきらきらしてて素晴らしかったなあ。

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観た舞台全部感想をノートにまとめているのだけど、ドリボの感想の続き含め、無精で記事にできていない。ノートに一通りまとめると満足するんだけど、他の人も読むことを前提に書いた言葉の方がシャンとしているので、記事としてアップすることにも意味があるなって思う。

ジャニーズの内部舞台と外部舞台の違いについても考えたくなって、優馬くんの『ドリアン・グレイ』と、小瀧くんの『モールス』を観た。二人とも座長として圧倒的に輝いていて、どっちも好きな舞台だったなー。

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だんだんジャニーズ全体についても考え始めて、これを書いたのもすっごい楽しかった。

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この記事は単なる宣伝だけど、せっかく長文書いたので、そのうち本文をアップできればいいな!ジャニーズのコンテンツの継承の話。書いているうちに、私の中では、中居くんと光一くんというのがジャニーズの二本柱的な存在なのだと気づかされた。もちろん異論は認めまくる。

 

 

 

去年、久しぶりの友人に会うとかなりの確率で「なんでジャニーズについて書いてんの?」と聞かれた。「お前が書いてるようなのって、『私の好きな○○くんについて勝手なこと言わないでください!っていうか新規消えろ!』って炎上しそうじゃん?こわくないの?」って何度も言われた。私としては、人に知らせずに始めたTwitterのオタクアカウントやブログがリアルな友人知人に読まれてることの方が、ずっとこわいと思ってるよ!笑

 

で、何で書いてるのか…やっぱり、自分の感動を言葉に換えてく時間が好きって言うのがまずは大きいと思う。あと、最近読んだ漫画に出てきて書き留めたセリフ。

空腹を忘れる芸術をあなたが感じたことがないのならそのことの方が不幸だ *1

 仕事とか恋愛とか友達とか、30年近く生きていると気づかないうちに、こんな風に生きるべきってしばられてるものがたくさんある。そういう自分でも意識してないような価値観を相対化してくれるのが、私にとって劇場に通うことかもって思う。劇場に通ってると、自分が何か成し遂げた気になっていい気になってたこととか、めっちゃ落ち込んでたこととか、どうでもよいなってなる。元気になるし、自分の傲慢さにも気づける。劇場で過ごしたそういう時間を絶対忘れたくなくて、書いているのかな。

それでさ、その劇場で演じてるのが、人間国宝だろうと、アイドルだろうと私にとっては関係ないとこの一年であらためて思った。すごいって思えるなら、肩書きは関係ない。だし、それがたとえ他の人にとって価値が分からないものでも馬鹿にしたり貶めたりする権利は誰にもない。

大げさだと思われるかもしれないけど、ジャニーズのコンサートも、私にとっては劇場に通うのと等価なんだよー。

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結局風磨くんのソロコンの感想しか書いてないんだけど、 昨夏は中島健人くんのソロコンも私にとってものすごく感動した空間だったので、健人くんのソロコンについてもちゃんと言葉にしたいとずっと思ってる。好きが強いほど、他人に向けた言葉に変換するのにエネルギーと時間を要する気がするよ…。

 

もうひとつ、ジャニーズについて書いている理由として、ジャニーズを好きになる前から「アイドルを応援することはアイドルを苦しめる構造に加担することだ」っていう考えがずっとあるのも大きいかもしれない。去年一番読んでいただいたり、感想をいただいたりしたのがこの記事だから、同じ思いの人は少なくないのかなと思ったのだけど、どうだろう。

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 今思ったけど、阿久津君がTwitterでキスマイの北山くん担であるとおっしゃってたので、ブログタイトル直した方がよいかな…。

そもそもアイドルに限らず、「好き」とか「幸せになってほしい」って思うことって、相手を苦しめることでもあると思っている。そういうことをアイドルを通して考えたいのかな。そうは言っても大切な人に幸せになってほしいって思ってしまうから、免罪符がほしくて書いているような気もする。もうずっと「好き」と「ごめんなさい」っていう矛盾した気持ちでアイドルを応援しているし、なんなら家族とか友人にも同じ矛盾を感じながら接してる。

歳をとるたびに、確かなことなんて何一つないってことだけが分かってくる。もっと歳を重ねると、また違う感覚になるのかな。超良い子で健やかだった野球少年が病気で急に死んじゃったりするし、あの人はかわいそうだって言われ続けてる人が他人には手の届かない幸せを知ってたりするし。うまく言えないけど、私が分かってることなんて本当に少ない。SMAPの騒動を待つまでもなく、ジャニーズやアイドルを応援することが「正しい」かどうかなんて、多分一生わかんないのかもしれないって思う。だから悲しいことや良くないと思うことはきちんと受け止めつつ、こうするべきって思考停止しないで、その時その時で考えて選択していくしかないんだろうな。できるだけ誠実でありたいと思うけれど、誠実さなんて自己満足でしかないとも思うから、むずかしい。

 

アイドルにはまることって、よく「沼」って表現されるんだけれども、でも不思議と私はSexyZoneを好きになってからの方が呼吸がしやすくて、生きるのが超楽しい。人見知りだから対面で会えたのは二人しかいないけど、インターネットを通じてこの人好きだなって思える人にたくさん出会えた。今までなんとなくバラバラに好きだったジャニーズ以外のものも、SexyZoneを真ん中にしてどんどんつながってく気がして、フットワークも軽くなった。

お金がざくざく出てくから将来の不安を感じることもあるし、寝不足で会社行って怒られて反省することもあるけど、私の人生を生きているって感じがする。

 Sexy鬱期と五周年シングル「カラフルEyes」について書いたこの記事はダダダって短時間で書いたわりに、なんだかんだ一番のお気に入りだなー。

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去年の記事読み直して、ブログに書き残すことがこんなにおもしろいのだとわかったので、次の一年はもっともっと書きたいな。この一年でまともな記事が11本。月1本以下のペースだったから、二週間に1本は書きたいです。と宣言しておこう。好きって気持ちをもっと真面目にたくさん言語化したいです。

 

*1:朔ユキ蔵『神様の横顔』より。この漫画は今度あらためて紹介しますけど、すっごい好きです。