SexyZone Live Tour ChapterⅡ 感想

SexyZoneのChapterⅡツアーに参加してきました。

メンバーのパフォーマンスが眩しいくらいキラキラと輝いていて魅力的だったのはもちろん、心をつかまれてしまって、何とかこの気持ちを残しておきたいと思い、数年ぶりにブログを開いています。

 

ツアーのタイトルにもなっている新アルバム「ChapterⅡ」。初めて音源を聴いたときには4人のソロ曲の方向性がまるで違うし、楽曲提供陣が豪華すぎて、これひとつのコンサートとしてまとまるの……? と若干不安に思っていました。

が、蓋を開けてみたら、すごく楽しくて、こんなコンサートをつくってくれるSexyZonのことがやっぱりとても好きだなと思いました。

今めちゃくちゃに忙しいだろうに、メンバーいつ寝てるの。

 

SexyZoneのコンサートは、2017年の5TAGEツアーの頃から、メンバーが出したアイデアを風磨くんがまとめるような形で構成しています。ラジオで本人もお話していましたが、風磨くんは歌詞のつながりをかなり重視してセトリを組むようです。

だから最近のコンサートは、歌詞を辿っていくとゆるやかにストーリーやメッセージが浮かび上がってくるようなつくりになっていました。今回のChapterⅡツアーは、もちろんさまざまな解釈ができる構成ではあるのですが、これまでよりさらに歌詞で辿るストーリー重視で楽曲がつながれていたように感じました。

 

 

過去最高に長い記事になってしまったので、なんとなく歌詞を使って、四幕構成のお芝居のように目次をたててみました。これから、一曲一曲の歌詞を引用しつつ、自分なりにストーリーを解釈してみようと思います。

残すところ大阪公演のみではありますが、ここから先、ネタバレがありますので、ご承知おきください。

 

 

ChapterⅡ

第一幕 We are survivor(オープニング~「My World」

今回のコンサートの舞台は過去の架空のTokyoの街、渋谷。開演直前、不意にステージに追っ手(ダンサーさん)が現れる。

「くそっ…アイツらどこいったんだ」「絶対見つけろ」

 

OP映像。追っ手が探していたのはきっとこの4人だ。

ゲームセンターでチンピラに絡まれてもスタンガンで撃退する佐藤勝利、立入禁止の場所にグラフィティを描いて警備員に追いかけられる松島聡、クラブでお姉さんを口説いて黒服に目をつけられる菊池風磨、敵対する組織(?)に囲まれても華麗に脱出する中島健人

とにかく、この渋谷はずいぶん治安が悪いらしい。この街で生きる4人は、今日もトラブルだらけの日々を過ごし、何者かから逃げ続けている。

 

ダンサーさんのお芝居から入るのが新鮮でした。今回のストーリーの主人公は、SexyZoneとよく似た、このOP映像の4人なのかなと思います。OP映像がとにかくかっこいいし、渋谷を模した遊び心満載のセットも気合が入っていて、今日は絶対楽しくなるなと期待が高まりました

 

逃げてばかりの日々にもそろそろ飽きた。捕まる前に、いっそ行けるところまで行ってみようか? と4人は衝動的に街を飛び出す。

ここでメンステに4人が登場。「BUMP」「Freak your body」「極東DANCE」は4人の逃避行のテーマソング。華やかで衝動的で享楽的なTokyoの夜を駆け抜ける。黒と黄色の鮮やかなセットアップが、夜の街によく映える。

 

We are survivor ほとばしる熱量クセになる

We never stop 衝動とStay together 「BUMP」

Hey!! 戦々恐々?

No!! 一蓮托生 

行くも帰るも知るも知らぬも 天つ風かき分けろ Great escape 「極東DANCE」

 

 

六本木を過ぎてそろそろ東京タワーが見えてきた。メンステからセンステ、バクステまで逃げてきたけど、ここで行き止まりだ。さすがにもう逃げられないかもしれない。

ギリギリまで追い詰められて思い出したのは、少年の頃抱いていた夢だった。そうだ、僕たちはここで終わりじゃない。ここで終われない。

ここがそうだよ叶えろ break down

始まりの場所になんだ

Wow wow 挑んで 何度も 描いて 何度も

 

叶えたいんだよ 少年だった僕らが夢見た未来を

胸に宿る情熱を絶やさぬように 「NOT FOUND」

 

「NOT FOUND」の後半、風磨くんと健人くんが背中合わせで歌うパートがあり、そのあとに風磨くん・健人くんと勝利くん・聡くんがそれぞれ肩を並べて花道を歩く。

衝動的に飛び出してきたけれど、一緒にいたら僕らって最強なのかも!? 背中を預けられる仲間と、肩を並べて歩いていくんだ。ここからもう一度夢を描くんだ。

 

そんなふうに決意した途端、世界が色づく。上を向ける。一緒なら何でもできそうな気がしてくる。新しい一歩を踏み出すのだってもう怖くない。

Let's start to run,run,run right here & now

やっと踏み出せる

To take a brand new step

きっと大丈夫

 

退屈なDays 飛び越えて 

Uh 生まれ変わる

不安なんか無い 

一緒なら Yeah uh

 

見に行こう 希望しかない新天地さ

君の色で染めてしまって

We will know きっと

ここに花が咲くだろう 「Take A New Step」

 

「Take A New Step」は、センステの真ん中が四角形にせり上がって、四方についたプロジェクターの前でメンバーがそれぞれ踊り、その横に他メンバーの映像が映し出される。別々の方向を向いているんだけど、まるで一緒に踊っているような演出。

もしも離ればなれになったとしても、新しい夢を描こうという想いが同じなら、きっと大丈夫。

 

 

 

追っ手から逃れるため夜の街をさまよっていた4人は、ガンバレルーヤのよしこさんとまひるさんが経営するスナックGにたどり着く。踊り子・歌い手として働くことを条件に、匿ってもらうことになる。

 

映像で、踊り子の面接コントがあり、

(大事にされすぎて、ただのデニムの半袖半ズボンを履いている人になっているショギちゃん大好きでした。ナカケンサンバ見たかったよ…涙。ブルーレイでどうかおねがいします!)

 

バブルっぽいミニスカスーツ衣装の踊り子Sexyたちによる「Make You Mine」

そして歌い手Sexyたちによるカラオケ風の「せめて夢の中だけは君を抱きしめて眠りたい」

 

前回のザ・アリーナツアーの80年代アイドルから可憐さはそのままに、より強そうな女たちになっているのが最高でした。どっちもこの演出のための曲なの!? ってくらいハマっていて、Sexyたちものすごくかわいかったけど、だからこそいつか2曲ともかっこよいバージョンも見たいです! 叶いますように!

 

 

4人での2曲のパフォーマンスが終わったところで、「しょう子さん、御指名でーす」(なんとシソンヌ長谷川さんの声!)と勝利くんソロ曲雨に唄えば

 

ワクワクしてきた

僕は無敵ここでは

 

飽き飽きするほど

雨に唄えば

いつかはヒーローになれるはず

同じ夢見てたあの時から

何も変わっていなかったんだ 「雨に唄えば

 

僕たちの少年の頃の夢はこんなふうにステージで歌うことだった。ステージの上なら、僕は無敵になれる気がする。

勝利くん、歌声が本当にまっすぐで、幼い頃の夢を思い出したとき優しくてちょっとだけ寂しい心のなかを、観ているこちらにまで共有してもらったような気持ちになりました。歌声がほんと良い。イントロがなくて勝利くんのブレスから曲がはじまるところも、チェックのセットアップの衣装もとても好き。勝利くんの歌声って、雨の日に似合うんだなと思った。

あとこの曲を聴いて、あのOP映像の4人、マグショットまで撮られていたけれど本当はいい子なんじゃないの…という気持ちになりました。

 

 

続いて、風磨くんソロ曲「My World」

野心を隠さない感じの歌詞なんだけど、このストーリーのなかに組み込まれると、夢のため仲間のために覚悟を決めたひとの曲に聴こえました。アルバムを聴いたときもこういう菊池風磨見てみたかった〜!と思ったけど、コンサートでより好きになった曲です。

風磨くんの佇まいがどこか儚いせいか、声の表現力なのか、パフォーマンスの奥に切実な思いがあるように感じられて、風磨くんじゃないひとが歌ったら全然違う曲になってしまいそうだなとも思った。風磨くんのバランス感覚、すごい。

俺の側なら連れてく Top of the world

 

I am the king and This is my world

炎を胸に、全てこの手に 「My World」

 

仲間と新しい夢を描いて、この世界のトップをとる。覚悟なら、もう決まってる。

暗転。

 

 

 

第二幕 Trust Me like I Trust You(「Trust me,Trust you」~「長電話」)

真っ暗なステージ。風磨くんの覚悟を受け止めるように、その向かい側のバクステ花道から健人くんが静かに現れる。

たしかめるように、一歩一歩あるく。歩みを進めるたびに真っ暗だった床に光の波紋が広がる。健人くんがゆっくりターンすると、魔法がかかったように光が広がっていく。道ができていく。

健人くんの想いに共鳴するように聡くん、勝利くんが左右の花道に登場し、最後にメンステ側に風磨くんが登場する。センステを囲むようにそれぞれ花道に立ち、想いを分け合い、光の道でつながる4人。この演出、「Trust me,Trust you」の歌詞ともリンクしているように感じられて好きだった。

"願い-合い、分け-合い、助け-合い"

「アイ」を足せば

想いは魔法のように動き出すから

 

信じてみたいんだ

誰が何言おうと

暗闇の向こう側に I see the 未来

最後にはきっとそこに美しき世界が

僕らを待ってる

からその日まで

Big Boys & Girls

Don't cry no more

約束の場所へ We go

Baby Trust Me like I Trust You. 「Trust me,Trust you」

友よ 仲間よ

いつかきっとどこかでまた逢おう

語らおう 重なろう だからそう

今はそれぞれの道で戦おう

また会う日が楽しみでしょうがない 「再会の合図」

 

俺がおまえを信じているように、おまえも俺を信じろ。

もっとデカくなって、約束の場所で再会しよう。

 

4人は、もう一度大きな夢を描くためにいったん別々の道でそれぞれ力をたくわえて、約束の場所で再会しようと誓う。「再会の合図」は、リフター→センステで風磨くんと健人くんのラップバトル→バクステで4人が集まって拳を突き合わせてから、一人ひとり別々にトロッコに乗って上手下手に別れてメンステに向かっていく。この一連の流れも、いったん別の道で力をたくわえようというストーリーと重なっているように感じた。

 

仲間たちの声 夕暮れの公園

今もココロん中は変わらないあの日の少年 「Trust me,Trust you」

いつもたまって話した廊下のあの匂いや場面

今も変わらねーでふと思い出す 「再会の合図」

いつもきっといまもずっと ぎゅっと抱いて たまにぎゅっと堪えて

笑いあった横顔思い出して

明日をちょっと待って そう胸を張って

このままゆっくり歩こう 「ぎゅっと」

 

「Trust me,Trust you」「再会の合図」からの「ぎゅっと」

仲間と離れ、それぞれ別の場所で、ひとりでもがく夜。そんなときに心の支えになるのは、これまで仲間とともに過ごした時間。

離れ離れになっても、交わした言葉、一緒に見た景色、笑い合った横顔は消えない。心のなかに残って、今日も僕たちを励まし続ける。今日も、もう少しだけ頑張ってみよう。

 

 

ここでMC。

毎回楽しいお話をしつつ、最後は必ず今それぞれが頑張っている個人のお仕事の話になる。MCまでストーリーとリンクしていて、流れを途切れさせない構成になっているのかなと思った。

 

MC明けは、「みなさんの大切なひとを思い浮かべながら聴いてください」という健人くんの言葉とともに「長電話」からはじまる。

 

泣いたら笑われると思って我慢してきたけど

泣いたら笑ってくれたことも覚えてないけど

あの日からずっと繋がっている そんな長電話 「長電話」

 

もう一回夢を描こうと決めた日から、どこにいても、ひとりでいても、ずっと繋がってる。

 

 

 

第三幕 All I need is Love(「泡」~「Purple Rain」/「本音と建前」)

4人の新しい夢を描くための夜の旅は続く。

「泡」は、4人がゆっくり夜の海のなかを漂っているような、海の底から夜空に浮かぶ大きな月を見ているような演出。

 

月が光る気づけば泡になる

落ちてくの

 

言葉にない事を知りたい

波打つ感情

 

take me take me

手を引いて

夢みたい 夢にしない 「泡」

 

月が大きくて綺麗な夜は、心の奥の感情が不意に溢れてくる。過去も未来も放り投げて、感情と一緒に夜の海を漂う。それでも夢だけは夜の闇の中で光って、僕たちを未来に連れていく気がする。

 

動き出す目の前のpainと

繰り返す度ぼやけていくrainbow

手探りでやり過ごしていくmy way

 

放せないね

どんな君も

さびしくて

やるせなくても

待ったなしの日々を越え

曖昧でいいから

君と僕だけの旅へ

変わらないまま

止まらない夢を見て 「Cream」

 

「Cream」。たぶんきっと、今抱えている感情、痛みも寂しさもずっと消えない。でも、そうやって痛みと寂しさにいつまでも浸っている自分もなんだか愛しく感じる。夏の夜の生温さと少しの騒がしさは、このままの自分でまた夢を描いてもいいのかもと思わせてれる。

「Cream」は正直なところストーリー解釈のなかではよく分からない部分もあるですが、今回笑顔な曲が少なめななか、4人の笑顔が眩しくて、椅子やステッキの演出も爽やかで、なんだかほっとする存在でした。

 

 

ここで聡くんのソロ曲「Turbulence」

 

Ah… 尖る光 照らした闇 曖昧に見惚れた夢

目指す先が残光と 瞬いた幻でも

わかってる覚悟はしてる 強い揺れは訪れる

ひたむきに羽根をひろげ挑め… Turbulence… 「Turbulence」

 

これからどんな夢を描けばいいのか、暗闇の先に本当に約束の場所があるのか不安になる夜もある。でも、揺らぐ姿も全部見せながらひたむきに前に進んでいくのが僕らだ。

 

聡くんは、夜の森で出会った手負いの小鹿みたいな顔をした次の瞬間、覚醒せし闇の破壊者みたいな顔をするので、キレキレのダンスと合わせて本当に目が離せないパフォーマンスでした。

礼儀正しい好青年なのも知っているし、コ。展のHPのプロフィール写真みたいな笑顔に曇りがあるわけじゃないんだけど、OP映像でもこの4人のなかで実は一番怖くて強いのは聡くんなのでは…と思わされるオーラがあったし、夜/闇というワードが一番似合うのも聡くんなのではと思いました。松島聡さん本当に底知れない。

 

 

そして健人くんのソロ曲「ROSSO」。この曲は歌詞だけ読むと、恋が一夜限りで終わっているようにもとれるのですが、健人くんと歌声、パフォーマンスが加わると見え方が変わるように感じました。

 

かんそうさんのブログの以下の部分に、一言一句同意。

www.kansou-blog.jp

「てェェッッッッ……」の声の抜けだけで国家作れる。中島健人は色と恋に溺れ自分がどうなるのか分からない恐怖と快感を完璧に表現している…つまり今日が健国記念日です。は?

たしかに健人くんの声の抜け、完全に天下がとれるやつなんだよな。つまり今日が健国記念日です。は?

 

夜の街のセットのなかで踊る今回のパフォーマンスは、まるでミュージカル映画のワンシーンを見ているようでした。ちょっとした目の伏せ方とか、グラスを持つ仕草とか、健人くんのひとつひとつの所作にはいつも通り引き込まれるんだけど、主役は音楽と歌声が表現している「ROSSO」の世界で、ステージの上の健人くんはその世界の案内人のような。

言葉と音と照明と身体の表現が一体化したパフォーマンスがとてもかっこよくて、「ROSSO」はこれまでのソロ曲のなかでもかなり好きだった。健人くんの演出の曲をもっと見てみたい。早く音が良い箱で生オケで歌ってほしい。(いつかやる前提)

 

Never let go,never

間違った期待はしない。 「ROSSO」

 

途中で赤い手袋をはずす演出があるけれど、「手套を脱す」的な「今までの見せかけを一変して、本来の力を示す」という意味なのかなと思った。

これまでの相手と同じ、仮初の関係だと思っていたのに、あなただけは違う気がする。そんな自分に戸惑う。自分の気持ちも、相手の気持ちも信じていいの? でも今はこのまま一緒にいたい。

 

 

なぜこんなに誰かを特別に想う気持ちに戸惑うのか。もしかしたら、彼らは過去に大切なひととの別れを経験しているのかもしれない。大切であればあるほど、別れの悲しみは大きくなる。

OPからずっと彼らが逃げていたのは、その別れの悲しみと向き合うことからなのかもしれないと想像した。

 

 

健人くんのソロのあとは、ダンスパート。

4人はここで逃げることをやめる。追っ手であるダンサーさんと対峙するようなダンス。そしてダンサーさんと一体となって踊る「Purple Rain」

 

「Purple Rain」は歌い出しが健人くんということもあり、「ROSSO」で出会ったひとのところに向かっているのかなと思った。

 

Give me a reason

迷いはないこのdecision

気がつけば君へと

走らした Romeo 「Purple Rain」

 

戸惑っていたけれど、この気持ちを信じることに決めた。もう迷わない。

「Purple Rain」は、これまで逃げていた過去の悲しみと対峙することで、もう一度ひとを愛する気持ちを受け入れるんだと決意している曲なんじゃないかと思う。

 

健人くんの「気がつけば君へと走らしたRomeo」、勝利くんの「眠らないTOKIO 煌く摩天楼」、聡くんの「手にしたいのはlifeじゃない 焦がれるほどのtonight」、風磨くんの「全て投げ出してでも行くよ」という歌割りが好きすぎて泣ける。全神経を集中させて聴いてしまう。二番の健人くんの「全て投げ出してでも行くよ」との表現の違いも良すぎる。

 

All I need is love

With your heart

全て投げ出してでも行くよ

Will you be right next to me?

 

せめて今この時だけは

Take out all your pain

Purple rain

溶けてく into the dark 「Purple Rain」

 

いま目の前にいる大切なひととも、きっと永遠に一緒にいることはできない。大切であればあるほど、いつか別れることが、失うことがこわい。

あなたも同じ痛みを感じているの? それでも隣にいてくれる?

 

どこかでLonely Lonely Lonely

救いようのないほどの

哀れでもそれでも今夜はdancin' dancin' dancin' 

今すぐ hold me hold me

 

If everything comes by morning

腕の中で眠るように I will call your name「Purple Rain」

永遠なんてないことは分かっていて、それでも今夜だけでも一緒にいたいと祈るような曲。

 

今回、新曲がMC終わりじゃなくて、ここに入っているのも、ストーリーに組み込まれているんだろうなと思いますが、解釈が追いついてないです。でも「本音と建前」は入れるならたしかにここしかない気がする。詞も曲もパフォーマンスも最高で、9月が楽しみすぎるな。

三、二、一、Sexy

最高に満たされてます 裏も表もないです

ごめんねもう全俺が愛だぜ 共犯関係でしょう 「本音と建前」

 

 

 

第四幕 but I'll miss you(「LET’S MUSIC」/「Try This One More Time」~「Sad World」)

前半のコンサートでの「LET'S MUSIC」でも、横アリから加わった新曲の「本音と建前」「Try This One More Time」でもちゃんとつながっているの天才。

 

消えないよずっと 繋がるよ Music

Take your hand, One more time, ひとりじゃないよ

 

明日のことなんて忘れさせて 「LET'S MUSIC」

仲間と超え続ける限界 傷だらけでも探す正解

痛みから変えてく近未来

 

Let's try this one more time again やれるだけ 止めるまで「Try This One More Time」

思うまま 楽しもう 「ROCK THA TWON」

 

4人はトロッコで客席へ。コンサートの定番になりつつなる「LET'S MUSIC」「ROCK THA TWON」のからのHigh!! High!! Peopleという流れで、ここまでの4人のストーリーと、SexyZoneのコンサートへの想いが重なる。

 

いつか別れのときがくることを知っているからこそ、あなたと出会うことができたこの夜を、この瞬間をめいいっぱい生きよう、楽しもう。

 

何度でも 立ち上がれるよ 僕らは ひとりじゃない そう

Dream on Dream on  You!? You!? You!? You!?

 

昨日には戻れないけど 光を探し出して 「High!! High!! People

 

ひとりじゃないから、大きな夢を描ける。強くなれる。一緒に、もう一度もっともっと大きな夢を描こう。

このブログを書くときにセトリを流していて初めて気づいたんだけど、High!! High!! Peopleのラストの聡ちゃんのソロパート、歌詞には明記されていないけれど、「あきらめないで 陽がのぼる」って歌っているのかな。

 

 

メンステに戻って挨拶。

挨拶のラストで風磨くんが、「みなさんと一緒にオレンジの朝焼けを見れたらいいなと思います」というようなことを言う。

会場中のペンライトがオレンジに変わっていく。オレンジ色の光に照らされて、本編ラストの「Sad World」。

 

It's a sad sad World oh 君を思い出す

また去る誰かのため前向く

 

Pains are stacking inside our heart

夜は長いけど 朝日を見るため 走る With u

 

 but I'll miss you 「Sad World」

 

SexyZoneには「Sad World」のなかに出てくる「With u」と同じタイトルの、デビュー前からずっと歌ってきた曲がある。「With you」は、まるで「Sad World」の朝焼けを見たあとの続きみたいに、こんな風にはじまる。

 

夢から押し戻されて 開いたドアからのぞく

曖昧な 景色 朝が来た 「with you」

 

「With you」を歌っていた少年だった5人が一緒に見てきた「ChapterⅠ」の景色、これまでの出会いと別れ、喜びと痛みと寂しさ、それを全部全部、ちゃんと「ChapterⅡ」に、第二章に持っていくからなっていうのが今回のコンサートなんじゃないかと思った。

 

「Sad World」を聴くと「u」はやっぱりマリウスくんの顔が思い浮かぶけれど、それだけじゃなくて、デビューの頃からこれまでに関わったひと、かつてSexyZoneを好きだったけれど、いまはもう離れてしまったひとも含め全員に向けて「With u」って歌っているのかもしれない。

 

朝が来てしまったら、また新しい夢に向かって歩き出さなきゃいけないんだけど、でもやっぱり「I'll miss you」だから、もう少し一緒に朝焼けを一緒に見ていようっていうのがSexyZoneらしい気がする。

前向きな強いところだけじゃなくて、ちょっと後ろ向きな優しくて大切な気持ちを表現してくれる彼らが好きだなと思った。

 

 

 

君の物語は誰にも奪うことはできない

朝まで語り明かした日の

朝日を背に交わし探した希望

眩しいくらいに真っ直ぐにただひた走る少年だった 今は? 「再会の合図」

「再会の合図」のこの部分もお互いに問いかけているみたいですごく好きだったな。「今は?」って聞かれたら、夢に向かって真っ直ぐに走っているのはデビュー当時から変わってないけれど、やっぱり持ち物が増えたよなと思う。大事な持ち物ばかりで、どんどん鞄が重くなってしまうね。

 

振り返るより 昨日悔やむより

前に進む準備をしよう

抱えきれないほどの願い

新しいバッグに詰めて 「Message」

このツアーのストーリー、わりとそのまま「Message」の歌詞だと思うんだけど、どうでしょう?

 

 

これから5人がChapterⅡで紡ぐ物語を楽しみにしています。

 

 

残りの大阪公演、そしてドーム公演まで無事に終えられますように。

長文、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。